暗号資産

2023.06.19

暗号資産業界は「ビットコイン中心に統合」へ、有力筋が予測

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世界最大のビットコイン保有企業の創業者のマイケル・セイラーは、双子のウィンクルボス兄弟と同様に、ビットコインが現在の弱気相場から爆発的に上昇すると予測している。

ソフトウェア企業マイクロストラテジーの創業者でビットコインの強気派として知られるセイラーは、6月13日のブルームバーグのインタビューで「私は、暗号資産の取引所がビットコインこそがこの分野の主要な資産であることに気づくと信じている。ビットコインの価格はこれから現状の10倍に上昇する」と語った。

彼はさらに、ビットコインの市場シェアが現在の約48%から、将来的に80%にまで上昇すると予測した。セイラーは、バイナンスとコインベースに対する米証券取引委員会(SEC)の訴訟の余波で、取引所とプラットフォームがビットコインを中心に統合されると予想している。

「業界全体が、ビットコインにフォーカスした形に統合される運命にあり、その他のプルーフ・オブ・ワークのトークンもその流れに沿っていく」と彼は語った。

一方、フェイスブックの創業に関わった後にビットコインと暗号資産に目をつけたウィンクルボス兄弟も、ビットコインが金(ゴールド)の市場を「破壊」することを期待していると述べ、ビットコインが最終的に50万ドルまで急騰し、時価総額が10兆ドル(約1400兆円)に達すると予測している。

彼らは7日のThe Nationalのインタビューで「これまでのビットコインの価値上昇を見ると、急激に変化する期間とほとんど変化しない期間を経て、新たな水準に達する。だから、それは非常に早く起こる可能性がある」と述べた。

2人は昨年、この業界に混乱をもたらした暗号資産の冬について肩をすくめた。「この分野への投資は、今でもこの十年間で最良の選択だ。ビットコインは多くのことを乗り越えてきた」とウィンクルボス兄弟は語った。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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