スタートアップ

2023.06.21 09:15

ノーコードAIでウェブメディアのコンテンツをコントロール、FLUXが44億円調達

プレスリリースより

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Webメディアや広告主などに、AIをコア技術としてマーケティング領域を効率化するソリューションを複数提供するFLUX。同社は6月14日、シリーズBラウンドにおいてDNX Venturesをはじめ複数投資家を引受先とする第三者割当増資と新株予約権付社債、金融機関からの融資などによって、総額44億円の資金調達を実施したことを発表した。今回のラウンドを受けて、FLUXの累計調達額は56億円となる。

FLUXは、予測分析・自然言語処理・大規模言語モデルなどのAI技術を、開発スキルや知識がなくても簡単にビジネス活用できるノーコードAIプラットフォーム「FLUX AI」を開発。FLUX AIを用いて、Webメディア向けに広告収益の最大化・運用工数の削減を実現する「FLUX AutoStream」や、デジタル広告配信におけるオーディエンス最適化を行う「FLUX Targeting」など、複数のサービスを提供している。

近年、AI技術の登場によって急速にビジネスが変化しているが、AI技術のビジネス活用には専門知識が求められることや、AIエンジニアの不足などが原因で、導入が進んでいない企業が目立つ。具体的には、AIを利用して最適化や需要予測といった機能を持つサービスを開発する場合、データ整備やモデル構築などに多くの時間と費用がかかるという課題がある。FLUXではこれらを共通基盤とすることで、効率的にサービスを開発。

さらに、複数サービスを通じて得られる膨大なデータを共通のデータベースに蓄積し、それらを活用することで、サービス全体の性能向上に繋げている。現在、FLUXのサービス顧客数は1106に上り、メディア企業や広告主などの大手を中心に導入が進んでいるという。

同社は今回調達した資金をもとに、引き続き性能向上のための開発やAI技術の基礎研究を進めていくほか、AIを活用したクリエイティブ生成やコンテンツ生成といった新機能の開発、他領域でのサービス展開にも注力していく方針だ。


プレスリリース

Forbes JAPAN Web編集部

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