そんな悩みを解決してくれるのが、スイスの企業Rolling Square(ローリング・スクエア)が開発したカード型のデバイス「AirCard(エアカード)」だ。厚さは2.2mmで、クレジットカードよりは分厚いが、アルミニウムのボディを強化ガラスでコーティングしており、強度と耐久性が感じられる。
AirCardは、アップルのFind Myネットワークに対応しており、財布の中に入れてけおけば、紛失した場合にどこにあるかを調べられる。また、105デジベルのスピーカーを搭載しているため、探しているときに、音を出すよう指示することも可能だ。
NFCに対応しており、独自プラットフォームを通じて、スマートフォンをかざすだけで連絡先などの情報を共有できる。また、ボディに印刷されたQRコードでも同様の情報共有が可能だ。さらに、紛失モードのときに誰かがQRコードを読み取ると、持ち主の情報やメッセージ(発見者に報酬を提供する場合など)を共有できる。
気になるのはバッテリーの持ちだが、超薄型の540mAhのリチウム電池を搭載しているため、持続時間は2年半とされている。充電はできないが、2年半が経過すると50%オフで新品を購入できるコードが送られてくる。
AirCardは現在、クラウドファンディングサイトkickstarter.comのキャンペーンで早期購入割引価格の27ユーロ(約4100円)で購入可能で、8月に出荷予定。ただし、このキャンペーンは締め切りが迫っている。その後は今年第3四半期にrollingsquare.comで42ユーロ(約6400円)前後で発売される見通しだが、この予定は変わる可能性もある。
(編集者注:クラウドファンディングサイトからの購入にあたっては、出荷の遅れが発生したり、開発が中止になる場合もあり、リスク要因の欄を確認してから、申し込むことをお勧めする)
(forbes.com 原文)