AI

2023.06.18 11:15

AIで失敗しないシェアリング農園、家庭向けサブスクプランターも準備中

プレスリリースより

プランターの土に挿して植物の成長をモニターするコンシューマー向けIoTデバイス「grow CONNECT」が1000台の量産を完了し、スマートな都市型菜園に新しい波が訪れようとしています。

grow CONNECTはプランティオの製品です。プランティオは、プランターの環境をモニターし、スマホアプリを通じてタイムリーに栽培指導をしてくれるスマート菜園システム「grow FIELD」を開発し、全国でこれを導入したシェアリング農園の設置を手伝っています。その基盤となるのが、菜園のデータから自動学習する独自のAI技術「Crowd Farming System」ですが、grow CONNECTはそのシステムに欠かせない端末ということです。

grow CONNECTは、照度計、外気温時計、土壌水分量計、土壌温度計、超広角レンズ搭載のカメラを備えたIoTセンサーです。家庭菜園用のIoTデバイスとして2020年にクラウドファンディングを開始しました。わずか1時間で目標達成するという人気ぶりで、その後200台を出荷しました。組み立ては手作業のため、新型コロナが蔓延すると作業が行えず生産は中断。それがようやく再開され、新たに1000台が作られました。

Crowd Farming Systemはgrow CONNECTからのデータで成長するため、grow CONNECTのユーザーが増えるほど賢くなって適切なアドバイスができるようになり、失敗も減るというわけです。家庭菜園で敗北した人なら、いかに画期的なシステムかがわかるでしょう。価格は1台3万円程度と、家庭菜園に使うにはやや高価です。そのため現在はgrow FIELDでの使用が主ですが、家庭向けにプランターとセットになったサブスク型の「grow HOME」を近々リリースするとのことで、楽しみですね。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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