6月10日から13日にかけて1500人を対象に実施された調査で、ケネディ・ジュニアは、回答者の49%から好感を持たれ、30%から否定的に思われているが、総合の好感度は19ポイントと、どの候補者よりも高かった。
バイデン大統領の好感度はマイナス9ポイントで、回答者の52%が「やや悪い」または「非常に悪い」と見ており、45%が「非常に良い」または「やや良い」と答えていた。トランプに関しては、53%が「悪い」、43%が「良い」と回答し、好感度はマイナス10ポイントだった。
しかし、ケネディ・ジュニアについて意見を持っていない回答者の割合は21%に達していた。この数値は、トランプやバイデン大統領に関してはそれぞれ10%未満だった。
その他の注目候補らも、マイナスの好感度を示している。フロリダ州知事のロン・デサンティス(共和党)の好感度はマイナス5ポイント。元副大統領のマイク・ペンス(共和党)はマイナス17ポイントだった。
民主党員で作家のマリアンヌ・ウィリアムソンを好意的に捉えている人はわずか19%で、好意的に捉えていない人が24%だった。また、57%が彼女について意見を持っていなかった。
先月のCNNの世論調査では、民主党支持者及び民主党寄りの有権者の約20%がケネディ・ジュニアを支持していた。また、約60%がバイデン大統領を支持し、ウィリアムソンの支持率は8%だった。
ケネディ・ジュニアは4月に2024年大統領選の民主党指名候補争いへの出馬を表明した。1963年に暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領の甥で、ロバート・ケネディ元司法長官の息子である彼は、以前は環境問題の弁護士として知られていたが、近年は、ワクチンと自閉症の関連性についての怪しげな主張を展開し、銃乱射事件や新型コロナウイルスに関する陰謀論を広めている。
ここ数週間でTwitter(ツイッター)の元CEOであるジャック・ドーシーや、Social Capital(ソーシャル・キャピタル)創設者のチャマス・パリハピティヤ、Craft Ventures(クラフト・ベンチャーズ)共同創業者のデビッド・サックスなど、テック界の大物らがケネディ・ジュニアへの支持を表明している。イーロン・マスクは、今月初めにTwitteスペースのディスカッションに彼を招待したが、2024年の大統領選では特定の候補者を支持しないと述べている。
(forbes.com 原文)