音楽

2023.06.14 17:30

マドンナが約8年ぶりにHot 100に返り咲く、新曲『Popular』で

yakub88 / Shutterstock.com

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ポップ界の女王と呼ばれるマドンナは、何十年もの間、ビルボードチャートの主役であり続け、常にヒットを出し続けてきた。しかし悲しいことに、近年、彼女のプロモーション用シングルの多くは、商業的なインパクトを与えることができなかった。今回、そんなチャート入りの常連である彼女が、自身の才能を示す新しいコラボレーション曲を発表し、見事にランキングへの復帰を果たすことになったのだ。

新曲『Popular』は、今週のビルボードHot 100チャートで43位に登場している。この曲にはグラミー賞受賞アーティストのザ・ウィークエンドとラッパーのプレイボーイ・カルティが参加しており、多くの世代が楽しめる内容となっている。

『Popular』 は、テレビ番組『ジ・アイドル』のサウンドトラックからリリースされる2曲目だ。興味深いことに、ザ・ウィークエンドは同シリーズの主演だけでなくクリエイター、共同プロデューサー、共同脚本家も務めている。番組への参加に加え、HBOの新タイトルに合わせたアルバム全体も制作しており、最近では毎週新曲をリリースしている。

マドンナが約8年ぶりにHot100に復帰したことは、歌手にとって重要なマイルストーンとなる。彼女が最後にこの競争率の激しいチャートに登場したのは、2015年にニッキー・ミナージュと組んだコラボ曲『ビッチ・アイム・マドンナ』で、最高84位だった。今回の順位は、10年以上ぶりの最高ランキングとなるため、さらに注目されている。スーパーボウルのハーフタイムショーでのヘッドラインパフォーマンスに続いて、彼女のシングル『ギヴ・ミー・オール・ユア・ラヴィン』は2012年のチャートで10位を記録したが、これはこのイベントがもたらしたすばらしい露出によるところが大きい。

マドンナがHot 100に登場するのは久しぶりだが、決して暇だったわけではない。彼女の前作『マダムX』は1曲もランクインすることができなかったが、それでも彼女は新進気鋭のアーティストとのコラボレーションを追求することを止めなかった。しかし、何人もの有名アーティストと仕事をしているにもかかわらず、その努力はいずれもチャート入りに繋がらなかった。今回までは。

forbes.com 原文

翻訳=Akihito Mizukoshi

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