アート

2023.06.17 09:15

ドローンアートの新しいカタチ、大型スクリーンを飛ばす光のパフォーマンス

リリースベース(松村)

プレスリリースより

大きな映像が空を舞う。布製のLEDスクリーンが風にはためき浮遊する様子はなんとも幻想的。この映像システムを開発したのは、テクノロジーを駆使したライブパフォーマンスを追求するクリエイティブ集団、M++(エムプラスプラス)です。

これは、ドローンでLED布ディスプレイを吊り上げる「LED VISION DROE」というシステム。動画で紹介されているスクリーンは高さ6.8メートル、幅2.6メートル、1万7280個のフルカラーLEDを備えたディスプレイです。無線LED制御デバイスやバッテリーなどの装備はすべてエムプラスプラスが独自に開発し製作しました。スクリーンの大きさと形、LEDの間隔は、ドローンの荷重(約100キログラム)を超えなければ自由に変更できます。フライト時間は約10分間。ドローンは映像分野に産業用ドローンを提供しているdox製の大型機です。

エムプラスプラスの創設者、藤本実氏はダンサー出身。学生時代にウェアラブルコンピューターと出会い、「身体性とLEDの新しい表現」を追究し続けてきました。2010年に発表した光とダンスのパフォーマンス作品「Lighting Choreographer」が世界的に評判となり、2013年にエムプラウプラスを創設。「光の振付家」としても知られ、東京2020パラリンピック開会式でもLED演出を行いました。2022年には、同社の技術から生み出される表現を社会実装するための会社、エムプラスプラウステージを創設しています。
エムプラスプラス公式ホームページより

エムプラスプラス公式ホームページより


エムプラスプラスグループは、「演者視点」での「演出ありき」の技術開発を続け、その効果を最大限に発揮できる専属のダンサーユニット、演出家、振付師、サウンドクリエイターなども擁しています。そこに「LED VISION DROE」が加わるとどんな世界が展開されるのか、とても楽しみです。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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