CEOs

2023.06.16 08:15

モンチッチがCEOに就任、一周回って新しい試みの目論見とは

リリースベース(松村)

プレスリリースより

懐かしのお人形、モンチッチがCEOに就任! 冗談ではありません。本物の株式会社モンチッチの最高経営責任者として、昭和レトロ資産を活かした町おこしに奔走することになったのです。

1974年、老舗人形メーカーのセキグチが発売したお猿さん(厳密には猿に似た妖精)のぬいぐるみ「モンチッチ」は現在までに世界30カ国で累計7000万体を売り上げる大ヒット商品になっています。来年でモンチッチ誕生50周年を迎えるにあたり、セキグチは、この昭和を代表するキャラクターを使って、全国の昭和の匂いが残る地域を活性化させる活動を開始しました。そのために設立されたのが株式会社モンチッチです。

代表はセキグチの5代目社長、吉野壽高氏。モンチッチはCEOです。株式会社モンチッチの事業内容は「モンチッチを活用した地域活性化等の企画・実施」となっています。具体的には、昭和レトロな資産を有する地域での「レトロで元気ッチ!」プロジェクトとして「キャンペーンで支援」スタンプラリーコース、「クリエイティブで支援」ポスターデザインコース、「プロモーションで支援」イベント出演コースの各事業が設定されています。いずれかのコースを採用すると、一定期間に限りモンチッチの肖像を無償で使えるようになるとのことです(ただし表現の審査あり)。

モンチッチCEOの最初の仕事は東京浅草エリアでの支援活動です。スタンプラリー(6月9日から29日)のほか、ユニクロ浅草店では500体のモンチッチが店に配置され、ユニクロのユニフォームを着たモンチッチが店内を歩いたり、モンチッチがいろいろなスポットを散策するコンテンツも公開される予定です。

第2弾は山形エリア。100年以上続く老舗企業が集中する山形の中心街でプロジェクトが展開されます。8月の「山形花笠まつり」では、モンチッチが広報大使を務め、まつり当日のパレードにも参加します。子どもたちがちょうちんに願いを書く「願いちょうちん やっしょまかしょプロジェクト」にもモンチッチが参加します。

現在、「レトロで元気ッチ!」プロジェクトによる地域支援を希望する団体を募集しています。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

ForbesBrandVoice

人気記事