トランプは、裁判所を出てから約15分後に、歴史あるキューバ料理店「ベルサイユ」を訪れた。支持者らは、14日に77歳の誕生日を迎える彼に「ハッピーバースデー」を歌った。
Supporters sing 'Happy Birthday' to former President Trump, who turns 77 tomorrow, during a visit to a Miami restaurant after pleading not guilty to federal charges. https://t.co/vdFA4hGc9C pic.twitter.com/kutBHp0xMG
— NBC News (@NBCNews) June 13, 2023
トランプは、「みんなで食事をしよう」と呼びかけ、UFCの格闘家でキューバ系米国人のホルヘ・マスヴィダルや、祈りを捧げた無宗派の牧師など、彼を慕うファンたちに囲まれた。その1時間足らず前にトランプは連邦当局に出頭し、政府の極秘記録を持ち出し、調査を妨害したという37件の重罪について無罪を主張した。
トランプは裁判所から、最も忠実な支持者たちが集まる場所に直行した。フロリダ国際大学のキューバ研究所が2022年に行った世論調査では、南フロリダのキューバ系米国人の共和党支持者の6割が、今もトランプを支持していると答えている。
6月9日から11日にかけて実施されたMorning Consult(モーニングコンサルト)の世論調査によると、2024年の大統領選挙が今日行われた場合、「トランプに投票する」と答えた共和党支持者の割合は59%だった。この割合は、トランプ起訴の1週間前に行われた同グループの世論調査から4ポイント上昇している。また、共和党の有権者のうち、デサンティス知事に投票すると答えた人はわずか19%だった。
大統領経験者が連邦犯罪で刑事訴追に直面するのは今回が初めての事例で、トランプにとっては大統領選への3度目の立候補を表明して以来2度目の起訴となった。彼は、逮捕される前に自発的に当局に出頭し、逃亡の危険性が低いことから、顔写真を撮影されず、手錠もかけられなかった。
トランプは繰り返し無実を宣言し、大統領を退任後に記録の機密指定を解除できると主張しているが、起訴状に記載された証拠によると、彼は自分にその権限がないことを認めている。彼は13日にこの捜査を「魔女狩り」と呼び、「わが国の歴史上、最も悲しい日のひとつ」だと述べ、司法省の捜査はバイデン大統領の再選を助けるために行われていると主張した。トランプはまた、自身に対するさまざまな犯罪捜査が行われているにもかかわらず、選挙運動の継続を宣言している。
(forbes.com 原文)