ニューステクノロジーとS.RIDEが運営するモビリティ車窓メディア「THE TOKYO MOBILITY GALLERY Canvas」(Canvas)では、2021年3月から都内を走る大和自動車交通と国際自動車の計100台に対し、空車中に後方サイドガラスを使って広告を投影したり、車載のサイネージメディア「GROWTH」サービスを使って動画コンテンツの放映をしてきました。
これまでは、広告を一方的に見てもらうことが中心のサービスでしたが、今後はより乗客に対してエンターテイメントな体験をしてもらうべく、「GROWTH」のメニューを拡張することになりました。
1つは、VODサービスのように複数のコンテンツを乗客が選択して見られるようになります。ドラマや映画などの予告やメイキングなど、好みのコンテンツを見られることで、これまでの一方通行的なサイネージと違った、乗客が楽しめる空間に変わります。
![](https://images.forbesjapan.com/media/article/63863/images/editor/6935309f9a8ee879ba4925d2d14dfeb97b53d2d1.jpg?w=1200)
![](https://images.forbesjapan.com/media/article/63863/images/editor/c14ca11d48f14df152ea6880e617c2ca17510015.jpg?w=1200)
また、ウェブ表示が可能となり、例えば乗客が興味を抱いたコンテンツに対し、キャンペーン情報やコーポレートサイトといったコンテンツへ誘導するような使い方ができるようになります。これまで、エンターテイメント系サービスを中心に多くの企業のプロモーション活動に利用されてきたことから、コンテンツの作り方次第では乗客がより楽しめ情報を得たいと思うようなサービス展開が期待されます。
![](https://images.forbesjapan.com/media/article/63863/images/editor/566ac4498fb1e816c654d22a2ab44e5854b3fdc2.jpg?w=1200)
デジタルサイネージは、さまざまな場所に進出しています。電車やタクシーなどに乗車していて暇を持て余していると、スマホを見たり寝てしまったりすることが多いですが、サイネージに映像が流れていると、それが広告だと分かっていてもついつい見てしまうものです。今回のサービスのように、さらに一歩踏み込んで乗客が好きなコンテンツを選べるようになれば、暇な移動時間がガラリと一変するかもしれません。
出典:ニューステクノロジーのプレスリリースより