フェイスブックやInstagram(インスタグラム)を利用しているとき、コメントや「いいね!」を見るのを待ちながら、常にフィードの読み込みを繰り返してしまっているのは、そのためだ。私たちはみな、つながりを求めているのだ。この事実が、マーク・ザッカーバーグを信じられないほど金持ちにしたのだ。
アップルは、生産性と創造に対する人間の欲求に焦点を当てているようだが、それも私たちをほとんど同じくらい駆り立てるものだ。ノートパソコンを使うというのは、非常に個人的なものだ。何よりもまず創造し、時には人と交流する。iPhoneを初めて紹介した故スティーブ・ジョブズは、このデバイスが音楽を聴くためのiPodのようなものであり、同時に私たちのつながりを助けるものであることを強調している。
コンピュータの歴史も、私たちが使っているガジェットの多くも、個人の生産性を高めるという土台から始まっている。このテーマについては、これまでにも何度も取り上げてきた。ここ10年で、テクノロジーは「ソーシャルファースト」を優先するように切り替わっただけだ。
このことがメタとアップルに意味するのは、最終的にどちらのパラダイムが勝つことになるのかを決めなければならないということだ。私たちは、現実世界でもオンラインでも交流したい、ソーシャルでありたいという願望を持っている。私たちはかつてないほど社会的につながっているわけではないと主張する人もいるだろう。アップルは、生産性と創造性を重視しているのだ。
どちらの企業が未来を勝ち取るのか、見守る必要がありそうだ。
(forbes.com 原文)