ザヒディ:21年1月に発表したレポート「Bui lding a Common Language for Skills at Work: A Global Taxonomy」
では、労働市場で重要性を増している成人のスキルの定義と分類を統合し、誰もがスキルについて共通言語を用いて話せるようにしている。
具体的には、一般的に使用される用語の定義、スキルのカテゴリー分類、評価や雇用、学習、再配置の実務に採用するためのレコメンデーション、このタクソノミーを活用してすでに変革を起こしている事例を示している。今、世界有数のオンライン学習プロバイダーや大手企業の学びの統括責任者、世界有数の大学などに、この分類法を採用してもらえるよう働きかけているところだ。
こうした取り組みは長期的に大きな違いを生む。なぜなら、スキルに関する共通言語を軸とすることで、学びを提供する側と雇用者、政府の間でより効率的なコラボレーションが可能になるからだ。それによって人材のリスキリングやアップスキリング、再配置を実現し、「リスキリング革命」を起こすことができる。