スタートアップ

2023.06.13 18:00

「水疱性角膜症」iPS細胞活用で治療手法を開発、セルージョンが28億3000万円調達【6月第2週資金調達まとめ】

ピーステックラボ

調達額:10億円
調達先:日本郵政キャピタル / JR東日本スタートアップ / イノベーション・エンジン
備考:シリーズEラウンドファーストクローズ / JR東日本スタートアップと資本業務提携

貸し借りのシェアリングプラットフォーム「Alice.style(アリススタイル)」を運営するスタートアップ。

「Alice.style」は、“ちょっと貸してを、もっとみんなで”をコンセプトにした、個人と個人、企業と個人の家電や旅行用品などの貸し借り&フリマプラットフォームだ。

借りたい商品と期間を選ぶだけで、簡単にレンタルすることができるサービスだ。

また、ユーザー間のレンタル予約、発送連絡、メッセージのやりとりは、全てサービス内で完結する。

商品には物損・盗難等の保険を適用するなど、利用者が安心して取引を行える環境を構築している。2018年の同サービスリリース以降、利用者は50万人を突破している。

2023年6月には、シリーズEラウンドのファーストクローズにより、新規引受先の日本郵政キャピタル、JR東日本スタートアップのほか、既存引受先のイノベーション・エンジンにより、総額10億円の資金調達を実施した。

今回のシリーズEラウンド、ファーストクローズでの資金調達を含め、累計資金調達額は42億円となった。

今回の資金調達により、多様なステークホルダーとの協業をより強化し、ピーステックラボが提供するモノのシェアリングサービスが生活インフラの一部として認知・利用されるような社会の実現に向けて取り組んで行く方針だ。

AMI

調達額:9億1000万円
調達先:リアルテックホールディングス / 肥銀キャピタル / テレビ熊本 / 日清紡ホールディングス / メディカル・データ・ビジョン / PARAMOUNT BED Healthcare Fund / パラマウントベッド / Kips
備考:シリーズBラウンド

心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器「超聴診器」を開発するスタートアップ。

「超聴診器」は、心筋活動電位の発生タイミングとデジタル化された聴診音を抽出し合成することで、ノイズを取り除き疾患に繋がる心雑音のみを自動的に検出することができる聴診器。

従来、早期発見につながるスクリーニング検査が大きな課題であったが、同社の聴診器によって、病院以外の場所で生活習慣病の早期発見指導を行い、健康増進及び適切な生活指導・病院受診に繋げることを可能にしている。

2023年6月にはシリーズBラウンドにおいてリアルテックホールディングス、肥銀キャピタル、テレビ熊本、日清紡ホールディングス、メディカル・データ・ビジョン、PARAMOUNT BED Healthcare Fund、Kipsの計7社から総額9億1000万円の資金調達を実施し、メディカル・データ・ビジョンとは資本業務提携を締結した。

今回の調達と提携により、薬事承認済の「心音図検査装置AMI-SSS01シリーズ」の販売拡大や、心疾患診断アシスト機能の薬事承認取得、さらには心疾患の早期発見と重症化予防に寄与するデジタルバイオマーカーの実現と臨床応用に向けた研究開発を進めていくとともに、メディカル・データ・ビジョンと相互の強みを最大限に活かし心疾患の早期発見・治療に貢献することを目指す。

文=STARTUP DB

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