Fairy Devices
調達額:21億円調達先:ダイキン工業 / ヤンマーベンチャーズ / NTTテクノクロス
備考:シリーズBラウンドセカンドクローズ / その他投資家含む
音声での対話向けに音声認識の精度を向上させることで、認識速度の高速性を実現するサービス「mimi® ASR」等を運用する東京大学発のスタートアップ。
「mimi® ASR」は、音声データを解析しテキスト化するサービス。
認識速度の高速化を実現したことで、自然なコミュニケーション・音声対話、ユーザーインターフェースでの工夫(あいづち、突っ込みなど)が再現可能になっている。
音声認識エンジンを自由に選択することができ、英語、中国語、韓国語などの言語にも対応している。
さらに、カスタマイズ機能により、自動言語識別機能や、お客様の特有の単語や固有名詞を登録することが可能だ。
2023年6月には、シリーズBラウンドの2ndクローズとしてダイキン工業、ヤンマーベンチャーズ、NTTテクノクロスなどから総額約21億円の資金調達を実施した。
今回の資金調達により、産業現場のデジタル化を推進することで、人類の様々な技能が流通する世界を創ることを目指し、プロダクト開発やマーケティング、人材採用等に投資して行く方針だ。
レストアビジョン
調達額:12億7000万円調達先:Remiges Ventures (リード) / ANRI / リアルテックファンド / DBJキャピタル / QBキャピタル / SMBCベンチャーキャピタル / Spiral Capital / 肥銀キャピタル
備考:シリーズAラウンド / 優先株式に転換されるJ-KISS型新株予約権2.1億円含む
視覚再生遺伝子治療薬「RV-001」の開発を手がけるスタートアップ。
「RV-001」は、ベクターに独自の光センサータンパク質である“キメラロドプシン”を目的遺伝子として搭載した遺伝子治療薬である。
網膜疾患を主な対象として、簡便かつ低侵襲な投与方法である硝子体内注射にて、残存する介在神経細胞内でキメラロドプシンを発現させることで、視覚再生を実現する。
同社は、国内アカデミアとの共同研究開発のもと、独自技術である“キメラロドプシン”を用いて夜でも視える高感度な視覚再生遺伝子治療を実現する。
2023年6月には、シリーズAラウンドにおいて、Remiges Venturesをリード投資家として、ANRI、リアルテックファンド、DBJキャピタル、QBキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、Spiral Capital、肥銀キャピタルを引受先とする第三者割当増資により、10億6000万円の資金調達を実施した。
これにより、J-KISS型新株予約権2億1000万円と合わせて、シリーズAラウンドの資金調達額は12億7000万円となり、これまでの累計資金調達額(エクイティ調達のみ)は約16億円となった。
今回調達した資金は「RV-001」にかかる製剤開発、非臨床・臨床試験の費用等に充当し、国内第1/2相試験を2024年に開始、「RV-001」の安全性データを取得するとともに有効性についても一定の確認を行う計画だ。