次世代アウトドアウェアの定番に? 美大卒の起業家が生む新素材

AMPHICOが開発する人工エラ(左)と透湿防水テキスタイル「AMPHITEX」(右)

AMPHITEXは2024年に複数のグローバルブランドとのコラボレーションを加速させ、2025年以降は、世界各国でAMPHITEXの商品が生活者に届いている世界を目指す。
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2019年のインタビューで話した3年後の目標はほぼ実現できそうな距離にいる亀井に、次なるターゲットを聞いた。

「5年後はアパレルのリサイクルの問題一つとっても、今までとは全く異なる景色が見えているはずです。これから起業するビジネスは、多かれ少なかれ環境への配慮なしには実現できない。当面はAMPHITEXの実用化に向けて走りつつ、他のプロジェクトも走らせたいです。

僕は、素材の開発から始まり、その後はプロダクト、会社を作ってきた。この先はビジネスモデルのイノベーションや産業そのものなど、もっと大きなクリエイションに挑戦したいと思っています。ビジネスの挑戦はたのしいですが、時々、白衣を着て淡々と素材を作りたいなと思う時もあります(笑)」
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環境に配慮したAMPHITEXのウェアを着て、自然の中で思い切り深呼吸する未来はそう遠くない。

グローバルな経営チーム。メンターに元Appleジョナサン・アイブ、VC VENREXのSasha Trower、欧州委員会からIrene Maffiniなどのメンバーが名を連ねる

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亀井 潤◎AMPHICO CEO。起業家、材料科学研究者、バイオミミクリーデザイナー。東北大学 大学院 応用化学専攻でポリマーサイエンスを研究。卒業後、2015年に英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)に留学。2017年にRCAと東京大学生産技術研究所が共同で設立したDLX Design labでデザインと先端科学を横断する複数のプロジェクトの立ち上げに従事。2018年に人工エラ技術を開発、AMPHICOを創業。人工エラで使用した技術を応用し、100%リサイクル可能、有害物質を一切含まない透湿防水性テキスタイルAMPHITEXを開発する。

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美大で覚醒するスタートアップ

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