最近のレポートによると、The Eras Tourツアーの人気ぶりはコンサートが開催される都市の地域経済に大きな影響を及ぼしていることが明らかになった。ファンはコンサートに行くだけでなく、コンサートのために移動し、地域の商売に貢献し、かなりのお金を落としている。
米ビジネス誌フォーチュンによると、The Eras Tourは米国内だけで46億ドル(約6410億円)という信じられない消費支出を生み出す可能性があることが調査会社QuestionProのデータレポートで明らかになった。この数字は驚異的であり、経済への全体的な影響からこの事業は史上最も大きなツアーの1つとなっている。
QuestionProが実施した調査では、The Eras Tourの公演を鑑賞するファンは、自分たちの経験を真に思い出深いものにするために費用を惜しまないことも明らかになった。コンサートチケットの購入だけでなく、衣服、ホテル宿泊、移動、行く先々での食事など、さまざまな面で金を派手に使っている。
フォーチュンは、スウィフトが最近公演を行ったシカゴを調査し、その経済効果を記事で明らかにしている。シカゴではホテルの客室需要がかつてないほど急増し、スウィフトが滞在した金曜日と土曜日には1晩平均4万4383室が埋まった。シカゴのマーケティング組織Choose Chicagoによると、ホテルの稼働率は平均96.8%と驚異的なものになり、過去最高を記録した。
The Eras Tourが地域経済に莫大な利益をもたらすことは間違いないが、スウィフト自身もこの富を享受している。このツアーの興行収入は数億ドルとなる可能性を秘めており、スウィフトを大富豪に押し上げそうだ。スウィフトの公演の稼ぎは1回あたり8桁に達すると推測されており、一晩で数百万ドル(数億円)稼ぐ。
パフォーマーとしての途方もない成功は訪れる都市に与える影響と密接に関係している。スウィフトの絶大な人気は、コンサートが開催される都市が享受する経済的報酬の原動力となっていることは認めざるを得ない。
The Eras Tourは順調で、スウィフトの影響力が音楽にとどまらないことは明らかだ。スウィフトは単に成功している歌手ではなく、関わるすべての人にとって金を生むマシーンであることに異論はないだろう。
(forbes.com 原文)