インドのアンダーウェアブランド「Bummer」
今年の30 Under 30 アジア「小売&Eコマース」部門の起業家たちは、新世代の消費者をターゲットに、独自のDtoCブランドを構築し、VCマネーも引きつけている。インドでは、スレイ・ラヴシが2021年、インドのインナーウェア市場に「新鮮な感覚」をもたらすことを目標に、オンラインアンダーウェアブランドBummer(バマー)を設立した。バマーのボクサー、ブラレット、パジャマなどの製品ラインは、同社が通気性が良く環境に優しいと主張するマイクロモーダルファブリックで作られている。
『Shark Tank India(原題)』でのデビュー後、アーメダバードを拠点とするこのスタートアップは、Beenext Asia Fund(ビーネクスト・アジア・ファンド)やFluid Ventures(フルイド・ベンチャーズ)などの投資家から合計85万ドル(約1億1800万円)の資金を獲得した。
Sulay Lavsi, founder of DTC underwear brand Bummer. SUPPLIED PHOTO
インドネシアで、何年も輸入プロテインパウダーを販売していたクリントン・カルタウィジャヤとサリー・ヴァースリーは、2017年にMuscle First(マッスル・ファースト)を設立し、インドネシア人の好みに合ったより手頃なオプションとフレーバーを提供することにした。
彼らの大ブレイクは、パンデミック時にサリーがTikTokで自宅でのワークアウトや健康法をシェアし始め、それがバイラルとなり、ブランドの認知度を高めた時に起きた。現在では、Shopee(ショッピー)やTokopedia(トコぺディア)などのオンラインプラットフォームで、同カテゴリーのトップセラーに名を連ねている。彼らは、ビタミン剤など他のヘルスケア製品にも手を広げていくつもりだと言う。
Sally Varsly and Clinton Kartawijaya built their own brand MuscleFirst. SUPPLIED PHOTO