日本の風景を時計に写し出す
高級時計は必ず人の手からうまれるため、どこで作られたのかという物語も大切にしている。グランドセイコーの機械式モデルは岩手県の雫石でつくられているが、この「SLGH005」はスタジオ近くの美しい白樺林を、ダイヤルで表現する。その手法は独特で、職人が手仕上げした金型で型押ししており、立体的で複雑な表情をつくっている。搭載するムーブメントは次世代のキャリバー9SA5だが、これもいままでになかった新メカニズムを取り入れており、高振動とロングパワーリザーブを両立。すべてが高度な時計だ。
所蔵品を閲覧できる画期的ギャラリー倉庫
スカイザバスハウスが2017年にオープンさせた「スカイパーク」は、天王洲アイルにある同ギャラリーの所蔵作品保管スペースの一部を展示スペースとして改装。所属作家の新作やSCAI所蔵作品などを展示しているが、この春は所属アーティストの三輪美津子の作品をフィーチャー。同じモチーフの絵を2点並行して描いた「イマジナリーナンバー」と名付けられた絵画5点が展示されており、すべて日本国内では初公開となる。絶妙に異なる2点一対の作品は、人間の視覚認識に疑問を投げかける。
軽やかに楽しむ スポーティ&リラックス
初夏まで活躍するリネンジャケット。ブルネロ クチネリの新作は上質リネンのバタヴィアツイルを用い、アンコン仕立てで驚くほど軽やかだ。白地にメランジグレーのストライプ柄はリラックス感も十分。白基調のワントーンと、パーカやスニーカーとのスポーティミックスで軽快なリラックス感を演出したい。
エキゾチックさ漂う 最新メンズスタイル
正統なメンズスタイルの系譜にのっとりながら、ジョルジオ アルマーニは常に新しい男性像を提示する。2023年春夏のリゾートカプセルコレクションのジャケットは、全面にアワーグラス柄をあしらった薄手のジャカード生地を使用。アンコン仕立てでシャツのように軽やかだ。幾何学柄のバンドカラーシルクシャツとリヨセル素材のパンツという、しなやかでドレープ感のあるアイテムを合わせ、モダンかつエキゾチックな独創的スタイルに。