新卒採用事業を手がける学情は、Z世代にあたる2025年卒業予定の学生を対象に、「SDGs」についての調査を実施(有効回答数:551件)。最初にSDGsについて知っているかを尋ねたところ、「SDGs」の認知率は、合計ほぼ100%(98.5%)となった。
続いて、企業のSDGsに関する取り組みを仕事選びで重視するかについては、「意識する」(26%)、「どちらかと言えば意識する」(25.7%)と回答した学生が、合わせて半数超(51.7%)を占める結果に。学生からは、「仕事を通して社会課題の解決に貢献したい」「社会課題の解決に貢献する企業でないと、今後社会と良好な関係を築けないと思う」といった声があがった。
さらに、就職活動において企業がSDGsに取り組んでいることを知ると、「志望度が上がる」と回答した学生は29.4%。「どちらかと言えば志望度が上がる」(40.8%)と合計で、7割超に達した。学生からは、「自社の利益だけでなく、社会に関心を持つ企業は好感が持てる」「SDGsの達成や、社会課題の解決に貢献しようとしている企業で働きたい」「SDGsの達成に貢献する企業のほうが、業績も伸ばしていると思う」などといった意見が寄せられた。
同社が4月に企業の人事担当者を対象に行った調査では、2024年卒業予定の学生採用が「難しい」と答えた割合が8割超に上り、売り手市場が強まっている。今回の調査結果から、企業は今後、採用広報活動などを通してより一層、SDGs観点の情報発信に力を入れていくことを求められていると分かった。
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