コカ・コーラは6月7日「コカ・コーラ アルティメットゼロシュガー」と呼ばれる新商品を米国、カナダ、中国、韓国、ラテンアメリカ、アフリカなどで発売した。このドリンクの缶にはコカ・コーラのロゴとリーグ・オブ・レジェンドのブランド名が刻まれており、プロモーションビデオでは、ゲームに登場するヘクスクリスタルと呼ばれる青い結晶体が効果的に用いられている。
このドリンクは「+XP風味のゼロカロリーコーラ」と謳われているが、+XPの味がどんなものなのかは、実際に飲んでみるまではわからない。コカ・コーラは、この新商品が「ゲームのファンとプレイヤーたちにエクスペリエンス・ポイント(+XP)の味を提供し、すべてのプレイヤーの旅を祝福する」とプレスリリースで述べている。
現実世界に存在しないだけでなく、バーチャルな世界の概念にすぎないものを、ドリンクの味にするというのは、非常に大胆な試みと言えそうだ。
コカ・コーラは、昨年立ち上げたプラットフォームのCoca-Cola Creations(コカ・コーラクリエーションズ)で、さまざまなポップカルチャーとのコラボを行っており、『リーグ・オブ・レジェンド』との取り組みもその一環という。同社はすでに、人気アニメの『BLEACH 千年血戦篇』や覆面DJのマシュメロとのコラボを行っていた。
ライオットゲームズのビジネス開発・パートナーシップ責任者のDavid Mulhallは「世界的ブランドであるコカ・コーラとのコラボで+XPフレーバーをファンたちに届けられることに興奮している」と述べている。
ザ コカ・コーラ カンパニーのグローバル戦略担当シニアディレクターのOana Vladは「ライオットゲームズとのコラボレーションにより、まったく新しいフレーバーでコカ・コーラクリエーションズのプラットフォームを向上させられる」と述べている。
このドリンクの告知のために、リーグ・オブ・レジェンドのゲーム内には、いくつかの新たなチャレンジが追加されている。
(forbes.com 原文)