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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

Julius Kielaitis/BIGSTOCK

バフェットは1970年から、バークシャー・ハサウェイの年次報告書の巻頭に「バフェットの手紙」を書き記し続けている。
そこに書かれた言葉は簡潔で、ウイットにあふれ、本質をとらえており、投資のみならず、ビジネスや人生のヒントになる哲学が詰まっている。
投資家で大富豪となった人物はたくさんいても、「賢人」として世界中から尊敬を集める投資家で大富豪はバフェット以外にはいない―




STOCKS BUFFETT CHOSE 04
IBM アイビーエム

ibm-logo


手当たりしだい、読むことです
この50年、年次報告書を毎年読んできました



バフェットは猛烈な読書家である。10 歳のときには、オマハ図書館で「金融」という言葉がタイトルに入っているものは全部読んでいたという。それも2回ずつ。関心のある本すべてを繰り返し読む。それがバフェットの読書術だ。バフェットが読む対象は本だけではない。財務諸表も熱心に読む。古い新聞を熟読して時代感覚を養ったこともある。時には人から情報を「聞く」のもいい。だが、じっくり考え判断するには「読む」ことこそが基礎になる。だからバフェットは「投資家として成功するために何をすべきか」を聞かれると、いつも「手当たりしだい読め」と答えている。

バフェットはアニュアルリポートも徹底的に読む。誰でも手に入れられる年次報告書を読むだけで投資の根拠は十分だというのがバフェット流だ。毎年、何千という数の年次報告書を読み、関心をもった企業の年次報告書は毎年読み続ける。ガイコしかり、米国の鉄道会社BNSFしかり。BNSFについては、40 年間、年次報告書を読み続け、チャンスと見たら一気に動き、ついに買収してしまった。

IBMの年次報告書にいたっては50 年間、読み続けた。
「今年(2011年)も読んでいるときに、IBMが競争力を将来も維持することを、かなり容易に予測できることに思い当たったのです。IBMは賢明な財務戦略をとっており、雇用基盤もしっかりしていることに注目しました。そして我々がIBM 株をたくさん買っているときの株価はお買い得な水準だったので、大量の資金をつぎ込んだのです」

関心のある企業をずっと追い続ける。お買い得な水準になるまで待ち続け、チャンスが来れば一気に動く。それが情報を読み、情報を生かす最も賢明な方法だとバフェットは言っている。

桑原晃弥=文 フィリップ・ペライク=イラスト 鈴木裕也=構成

 

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