ホンモノを展示しない古代エジプト展、テクノロジーでツタンカーメンを体感

プレスリリースより

最新のデジタル技術を駆使した新時代の展覧会「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」が、7月1日から埼玉県所沢市の角川武蔵野ミュージアムで開催されます。高精細3Dスキャンデータから制作された映像コンテンツの上映や、歴史とテクノロジーを融合させた体感型の展示が行われます。

本物の発掘品の展示はなく、非常に精巧なレプリカ「超模造品」を間近で見ることができます。しかしこの展覧会の目玉は、最新技術を駆使した体感型のバーチャル展示です。それを支えているのは、日本とアメリカに拠点を置き、ドローン、3Dスキャンロボット、空飛ぶバイクの開発、そしてこれらの技術を駆使した遺跡や自然環境の調査解析を行う企業ワールドスキャンプロジェクトの技術です。

同社はこれまでも、本展覧会の監督を務めるエジプト考古学者で名古屋大学高等研究院准教授の河江肖剰氏とともに、古代エジプトの巨石建造物の構造解明に関する共同研究を行い、考古学分析のための3Dおよび仮想現実技術の研究開発を行ってきました。下の動画はワールドスキャンプロジェクトが世界で初めてギザの三大ピラミッドの8K、360度の3DVR映像です。

展覧会で使用されるデータは、ワールドスキャンプロジェクトのCTO市川泰雅氏が現地に赴き、実物を高精細3Dスキャンしたものです。超大型スクリーンで鑑賞でき、展示物をNFTアートとして持ち帰ることも可能です。また、100年前のツタンカーメン王墓発見を追体験できるインタラクティブな空間展示や、幼少時に王位を継ぎ19歳で死んだ若きファラオの生活が体験できる「ツタンカーメンの日常」など、歴史とテクノロジーを融合させた展示を楽しめます。

展覧会の空間設計デザインは、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』などで日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞した美術監督の上條安里氏、音楽監督は「機動警察パトレイバー」などの劇場版楽曲を作曲した川井憲次氏と、豪華なスタッフも展示を支えます。会場には、川井氏が作曲したオリジナル曲「ツタンカーメンのテーマ」が流れます。

また同期間、古代エジプトの生活などが多角的にわかる「神秘のミステリー!文明の謎に迫る 古代エジプトの教科書」展も同時開催されます。

「体感型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」概要
 会場:角川武蔵野ミュージアム1階グランドギャラリー
 会期:2023年7月1日(土)~11月20日(月) 
 チケット価格: 
オンライン購入(https://tix.kadcul.com/)、当日窓口購入とも(すべて税込)
一般(大学生以上)2400円、中高生1800円、小学生1000円、未就学児は無料
 展覧会公式サイト: https://kadcul.com/event/124

「古代エジプトの教科書」展概要
 会場:角川武蔵野ミュージアム4階エディットアンドアートギャラリー
 会期:2023年7月23日(日)~11月20日(月) 
 チケット価格(税込):
オンライン購入(https://tix.kadcul.com/)、当日窓口購入とも(すべて税込)
一般(大学生以上)1400円、中高生1200円、小学生1000円、未就学児は無料
 展覧会公式サイト: https://kadcul.com/event/125

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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