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2023.06.06

アップル株、史上最高値から一転下落 49万円のMR端末発表で

アップルが発表した複合現実(MR)ヘッドセット「Vision Pro(ビジョン・プロ)」(Apple)

5日の米株式市場で、アップル株は午前の取引で史上最高値をつけたが、午後に同社が発表した複合現実(MR)ヘッドセット「Vision Pro(ビジョン・プロ)」の価格が予想を大きく上回ったことを受け、反落した。

アップル株は午前から午後の早い時間帯にかけ、一時2.2%高の184.95ドルにまで上昇し、それまでの史上最高値だった昨年1月の182.94ドルを上回った。だがその後、約3%下落し、最終的に前日から0.8%安で同日の取引を終えた。

株価の下落は、この日開かれた同社の年次開発者会議「WWDC」で、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が数年ぶりの主要新製品となるVision Proの価格を明らかにした直後に起きた。同端末の価格は3000ドル(約42万円)になるとの見方が多かったが、実際の価格は3499ドル(約49万円)と、予想を20%近く上回った。

ただ、この日の下落分を加味しても、アップル株の今年の上昇率は約44%となり、昨年の下落率(27%)を上回っている。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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