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2023.07.21

[グレートカンパニーアワード2023]誇りをもって働く保育士の毎日が日本の明るい未来を創っていく──風の森 働く社員が誇りを感じる会社賞

船井総合研究所が社会性・教育性・収益性・成長性・環境性を兼ね備えた持続的成長企業を褒賞する「GREAT COMPANY AWARD 2023」。本年度は、約5,300社の選考対象法人から、さまざまな業界で活躍する18社をノミネートし、そのなかから特に優れた7社の受賞を決定した。このアワードで『働く社員が誇りを感じる会社賞』を受賞したのが、社会福祉法人風の森だ。「保育士の働き方改革」を推進し、自社の社員に対してのみならず、業界に関わるすべての人が誇りをもてるための取り組みが、日本の未来を変えていく──。


保育士が足りない。

これは、日本全国で長く叫ばれ続けている社会課題のひとつだ。なぜ、課題が課題のまま残り続けているのだろうか。解決を阻んできた大きな要因は、現場の労働環境にある。

「国が定めている保育士の配置基準(0歳児は子ども3人に対して保育士1人、1〜2歳児は子ども6人に対して保育士1人、3歳児は子ども20人に対して保育士1人、4歳児以上は子ども30人に対して保育士1人)は、子どもの安全を守る基準としては余裕がないものになっています。保育士が仕事中に十分な休憩を取らなかったり、残業したり、仕事を自宅にもち帰ったりすることで、ようやく業務が成り立っているのです。私たちは2013年の創業以来、保育士が心にゆとりをもって仕事をするために人員を増やしてきました」

社会福祉法人風の森 統括◎野上美希

社会福祉法人風の森 統括◎野上美希


社会福祉法人 風の森を統括する野上美希は、大学の工学部を卒業後、シンクタンクで約4年、人材企業で約6年の経験を積み、妊娠を機に夫の実家の家業である学校法人 野上学園 久我山幼稚園の経営に参画した。風の森は、野上美希の参画後に発足している。風の森が認可保育園を2園開いた段階で、外資系IT企業で営業として働いていた夫の野上巌も経営に加わった。

いま、風の森は久我山エリアを中心に東京都杉並区で6つの保育園を運営している。小さな子どもを確かに育もうとする事業者のDNAは、事務長を務める野上巌が祖母から受け継いだものだ。

「地域の後押しもあって1950年に久我山幼稚園を創立した祖母は、45年にわたって園長を務めました。同園では、56年から幼児茶道教育を始めています。四季の移り変わりや美しいものを感じる心、人を思いやる心遣いなどを大切にできる人として、その品格を育てるためです」

人間としての土台が築かれる乳幼児期。その大切な時間の多くを過ごすことになる園においては、子どもたちと直に接する者たちの仕事の質が第一に問われる。

「子どもたちの未来は、日本の未来です。風の森では、『保育士はいちばん幸せな仕事』という考え方を大切にしています。私たちは、日本の未来を創る仕事をしているからです。輝かしい未来を創り出すためには、まずもって保育士の働き方改革を進めなければなりません」

社会福祉法人風の森 事務長◎野上 巌

社会福祉法人風の森 事務長◎野上 巌


風の森が運営する保育園では、1時間の休憩時間が(子どもと離れた環境で)しっかりと確保されている。そして、残業や自宅にもち帰る仕事が一切ない。研修の実施も勤務時間内に行い、有給休暇が積極的に取れる環境が用意されている。これらの働き方改革は、どうして可能だったのだろうか。野上美希が教えてくれた。

「きちんと休憩を取り、残業もなく、週40時間勤務で保育士たちが働けているのは、国の基準の2倍以上という人員配置ができているからです。業務の効率化を図るために、積極的にICTも活用しています。2016年ごろからアプリを導入したことにより、それまでは手書きだった園児の個別記録をはじめとした書類がPCやタブレットで記入できるようになりました。保護者との連絡帳をアプリに移行したことでも保育士の負担が減り、保育の質の向上として子どもたちに還元できています」

例えば、残業やもち帰り仕事がなくてプライベートの時間が増えれば、そこで経験したこと(ダンスや英会話など)が保育にも生かされていく。本来、保育の現場には、子どもが大好きで、仕事への意識・意欲の高い人材が集まっていたはずだ。いま、風の森には、正のスパイラルが渦巻いている。

「現在、保育士登録者が約154万人いるのに対して、実際に仕事に従事しているのは約59万人とされています。この、保育士資格がありながら保育の仕事に就いていない『潜在保育士』と称される人たちが仕事をしたいと思える業界に変わる必要があるのです。そうすれば、保育士不足は解消されます。いま、風の森では全国から年間で250人以上の応募があって、22年の採用倍率は新卒が7.4倍、中途が13倍となっています。これから先も、保育士がAIに取って代わられることはないでしょう。より意欲的な人材と共に、私たちは日本の未来を創っていきます」

保育士というキャリア選択を、保育士として働く日々の頑張りを、より意義のあるものとして実感できる。そして、保育士という仕事に心から誇りをもてる。そんな保育士が、日本の未来を変えていく。


風の森
https://www.kazenomori.or.jp


野上美希◎東北大学工学部卒。大手シンクタンクにてシステムコンサルティング、事業企画、営業、採用の職務を経て、大手人材企業による人材紹介事業の立ち上げに従事。妊娠を機に2009年、学校法人 野上学園に参画。

野上 巌◎明治大学理工学部卒。新卒で外資系IT企業に入り、通信事業者や大手金融機関向けの法人営業を中心に約18年従事。2017年、祖母の代から続く家業に参画。新規園の開園や人材育成計画の策定、ICT活用の推進などを行う。

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Promotet by 船井総合研究所 / text by Kiyoto Kuniryo / photographs by Shuji Goto / edit by Akio Takashiro