AI

2023.06.06 10:30

米バズフィードが生成AI活用の「対話型料理レシピ」提供開始

生成AIに注力するバズフィード

バズフィードCEOのジョナ・ペレッティは、ジェネレーティブAI(生成AI)関連の取組みについて積極的に発言している。今年初め、ペレッティはOpenAIのGPTツールを使って、コンテンツの強化とパーソナライズを推進すると述べた。同社は、GPTを活用して人気の高いクイズをパーソナライズするだけでなく、SEO対策を施した旅行ガイドを生成している。

Botatouilleのリリースは、バズフィードがスポンサードコンテンツやプログラマティック広告に加え、広告主のエンゲージメントを強化する新たな方法を模索していることを物語っている。同社は、Botatouilleがパートナーやクライアントにプレミアムなサービスやカスタム統合、アプリやウェブにおける新たな機会を提供していると述べている。

ペレッティは、ニューヨーク・タイムズに最近掲載された記事の中で、バズフィードがBotatouilleなどを通じてパーソナライズされたサービスやカスタム・インタラクションを提供し、有料購読者を増やすためにAIを活用していくと述べている。

バズフィードでライフスタイルコンテンツとTastyのゼネラルマネージャーを務めるハンナ・ブリッカーは、次のように述べた。「我々は、読者を意識してBotatouilleを開発した。Tastyの料理に関する知見と革新的なAI技術を組み合わせ、我々のコミュニティに対して料理のあらゆる工程をナビゲートできるようにした。我々はユーザーからのフィードバックに基づいてAIシェフボットを改善し続けられることに興奮している。新しいテクノロジーを活用し、オンラインとキッチンにおける料理体験を向上させていきたい」

forbes.com 原文

編集=上田裕資

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事