健康

2023.06.07 14:00

暑さで悪化する関節痛、対処する方法は?

Getty Images

温熱療法と暑さの違い

慢性痛のある人の多くが、効果的な疼痛管理として温熱療法を利用している。温かい湿布やパッドを当てると、痛みが和らぎ、血流が促され、関節のこわばりが軽減することがある。しかし、夏の猛暑が体に与える影響は、それとはまったく違う。
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風呂に入ったり、温熱パッドを当てたりするときは、温度や温める時間の長さを調節することができる。風呂に入って温まりすぎたら、風呂から出れば済む話だ。温熱治療器ならスイッチを切ればいい。しかし太陽となると、そうはいかない。気候の暑さによって、脱水状態や疲労の発生リスクが上昇し、それが引き金となって痛みが増すことがある。

夏の関節痛悪化を予防するために

どんな気候の地域に住んでいる人でも、運動をしたり、十分な水分補給をしたりすれば、関節痛の悪化を防ぐことはできる。夏の暑さを避けるため、できるだけ屋内で過ごしてしまう人もいるかもしれない。その場合も体が硬くならないよう、ストレッチをしたり、軽度か中程度の運動に励んだりしよう。

暑い日に外出するときは、十分な水分補給を心がけてほしい。米国疾病予防管理センター(CDC)は、暑いところで仕事をするときは15~20分おきに250ccほどの水分を補給するよう勧めている

ただし、仕事を始める時点ですでに脱水状態になっている場合は、水分を十分に取ることができず、体が必要とする量に届かない可能性もあるという。脱水状態に陥らないためには、エネルギーを使う活動の開始前、最中、終了後と、一貫して水分を補給するのが一番だ。
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また、疼痛管理計画や食生活、運動習慣を変更するときには、必ず医師に相談してほしい。

forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ・編集=遠藤宗生

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