拡大するペットテック市場
アジア太平洋地域では、ペットケア市場が拡大している。30歳未満の起業家たちの中には、飼い主のニーズに応えるペット用品やサービスを生み出している人たちがいる。キャンディス・チェンは台湾にペットケアマーケットプレイス「Fluv(フラブ)」を設立し、飼い主がシッター、グルーミング、ウォーカーを見つけるのを手助けしている。シッターは訓練を受けて確認され、各予約には保険がかけられている。
2021年、同社は30万ドル(約4200万円)のシード資金を調達し、台湾と日本でさらに拡大するため、さらなる資金調達を目指している。他にもチェンは、ロサンゼルスで健康的なライフスタイルを提案する飲料会社「Pink Matter Juice Bar(ピンクマター・ジュースバー)」を立ち上げている。
Candace Chen, founder of the Taiwan-based pet care marketplace Fluv. SUPPLIED PHOTO
日本では、深田篤が2020年に犬猫用のウェアラブルヘルスモニターを製造する「Petvoice(ペットボイス)」を設立した。首輪によって、ペットの体温や食事、水飲み、トイレの頻度などの指標をチェックすることができるサービスだ。
異常があれば、アプリで飼い主に通知され、飼い主は提携している獣医師に相談することができる。月額1500円に加え、ペットボイスベルトが3850円。現在、SMBCベンチャーキャピタルなどから2億3千万円を調達している。
(forbes.com 原文)