まず、6月の値上げで節約を意識するかの問いに対し、「とても意識する」「やや意識する」を合わせて、9割の人が意識していることがわかりました。節約する項目としては、食費が72.6%でトップ。続いて光熱費が60.4%、レジャー費が33%と続きます。
光熱費は節約しても微々たるもの、レジャー費はよく行く人は削れますが、それほど行かない人にとっては削りようもなく。一方、食費は毎日のことなので、贅沢しない、間食を減らすなどちょっと頑張れば結果が出るということで、対象の一番手になっているのではないでしょうか。
続いて、昨今の物価高・値上げにより家計が苦しくなっているかという問いには、「昨年から苦しく感じていたが、今年からさらに苦しく感じる」「昨年から苦しく感じていて、今年も同程度に苦しい」合わせると78.4%の人が苦しく感じているようです。
ランチ代に変化は合ったかの質問に対しては、「減った」「やや減った」合わせて38.3%で、ランチ代の平均は、400円と前回調査時の436円から、さらに減っているようです。
さらに、ランチで金額を理由に食べたいメニューを我慢したことがあるかの問いには、「よくある」「たまにある」合わせて69.3%もの人が経験しています。過去の調査で比較しても、徐々に悪化していることがわかります。
また、ランチを食べないことはあるかとの問いに、4人に1人は「ある」と回答。こちらも過去の調査と比較してみても昨年よりランチを抜く頻度が高くなっています。
社食や食事補助制度のような福利厚生がある企業であれば、こうした努力を低減できるとや思いますが、大多数の企業はそうではないようです。400円といったらコンビニでおにぎり2個程度。コンビニの弁当もどんどん値上がりしている中で、ランチをどうするか問題によるサラリーマンたちは悩んでいる実態が浮き彫りとなりました。
出典:エデンレッドジャパン「ビジネスパーソンのランチ実態調査2023」より