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2023.06.04

高校生の2023年流行語ランキング 1位はあの相づち

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Z世代と呼ばれる高校生。文部科学省の調べによると、その数は全国で約330万人に上るとされ(2020年度)、将来的に消費の中心となっていく彼らの生態は、世間から関心を集めている。LINEは4月6日〜8日、そんな高校生の男女を対象に、今年流行りそうな言葉について調査を実施(1000サンプル)。結果からは、イマドキ高校生の興味や価値観が見て取れる。

最初に、今年(2023年)一番流行りそうな言葉について自由記述形式で答えてもらうと、全体の1位は共感や同意を示し、相槌を打つ時に使う「それな/それなー」という結果に。この言葉は、小学館の「JS研究所」が5月19日に発表した女子小学生の流行語ランキングでもトップに輝いており、若い世代を中心にブームとなっている。

2位には笑いを表すネットスラング「草」(3%)が、昨年のトップから一つ順位を落としてランクイン。3位には、関西弁で自分の発言に責任が持てない時に使う「知らんけど」、4位にはSnow Manの向井康二さんが発案したポーズで、OKのポーズで耳を挟み、手でイヤーカフを表す「オッケーカフ」、5位には危機感を抱く様子を表す「やばい(やばみ・やばすぎ・やば(ち)など)」が続いた。

性別ではいずれも1位に「それな/それなー」が輝いたものの、2位以降は異なる結果に。女子高校生(JK)の2位には「オッケーカフ」、3位には「草」が入ったが、男子高校生(DK)の3位、4位には調査時期が4月上旬ということもあり、3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関連した言葉がランクイン。

3位には、大谷翔平選手が決勝戦の直前にロッカールームで行った声出しとして知られる「憧れるのをやめましょう」、4位にはラーズ・ヌートバー選手が披露した胡椒挽きを両手で絞るパフォーマンス「ペッパーミル」がランクイン。WBCに注目していた男子高校生が多いことが分かった。さらに男子高校生の5位には、好きな人が振り向いてくれた途端に嫌いになってしまったり、気持ちが冷めてしまったりする現象を表す「蛙化現象」が入った。

また、昨年(2022年)流行したものの今年(2023年)は使わなさそうだと思う言葉を尋ねたところ、全体の1位は7人組の男性アイドルグループ・THE SUPER FRUITの楽曲で話題になった「それでは聴いてください、チグハグ」で62.4%。2位には、昨年の流行語ランキングで7位だった「超チルなラッパー/チルい」(59.9%)がランクイン。3位にはひ弱や根性なしを意味する「しゃばい」、4位にはHIPHOPアーティストOHAYOさんの楽曲「GAL (feat. Shake Pepper & Yvngboi P)」の1フレーズでTikTokユーザーを中心に人気が急上昇した「ギャル超かわいい」が、ともに5割超で続いた。

性別では、女子高校生で「それでは聴いてください、チグハグ」が1位で62.4%。2位に「超チルなラッパー/チルい」、3位に「しゃばい」が入り、7位までいずれも5割台と高くなった。一方の男子高校生は、トップに「ギャル超かわいい」(51.5%)が入り、2位に「それでは聴いてください、チグハグ」(50.2%)が僅差で続いたほか、7位に慌てて汗をかいている様子を表す「アセアセ・あせあせ」がランクイン。高1・高2の男子校生を中心に、高い割合となった。

言うまでもないことだが、高校生の流行語はアップデートのサイクルが速い。大人が使う場合は敢えてでない限り、今年のものであることを意識したいものだ。

プレスリリース

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Forbes JAPAN Web編集部

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