こんなプラズマグラスター技術について、九州産業大学人間科学部の萩原悟一准教授と共同研究を実施し、人の作業能力が向上する効果のメカニズムを脳機能計測により検証したところ、脳活性が起きる可能性があることを確認したと発表しました。これは、正と負のイオンを同時に放出するイオン放出式の空気浄化技術において世界で初めてとのことです。
これまでにも、脳波測定を用いた研究により、プラズマクラスター技術が屋内作業や自動車運転中のストレス低減・集中力の維持など、人の作業能力向上に寄与していることはわかっていましたが、具体的なメカニズムを解明しようとしたが、今回の研究になります。
まず、19歳から22歳の男女24名の被験者に、部屋の中でプラズマクラスターイオンありとなしで試験装置を稼働。被験者は塗り絵を実施して、脳血流の変化をNIRS脳計測装置で確認しました。
その結果、能活精が起きる際に見られる脳に酸素を渡す酸素化ヘモグロビンが増加し、かつ酸素を渡したあとの脱酸素化ヘモグロビンが減少する脳血流の変化が、プラズマクラスターイオンありのときに確認されたため、脳活性が起きている可能性が示唆されました。そのため、プラズマクラスター技術が、作業能力向上効果に寄与していると考えられるとしています。
萩原准教授は「これまで、正イオンもしくは負イオン単独での実験は行われてきましたが、同時放出された際の研究は進んでおらず、今回の実験で脳活性が起きる可能性が確認できたのは、非常に意義深い。作業能力の向上が見込まれるため、今後もプラズマクラスター技術の応用に期待したい」とコメントしています。
ウイルスやカビ、アレルゲンへの抑制効果やニオイのもとに効いたり、美肌効果もあるなど、さまざまな効果が実証されてきたプラズマクラスター技術。その効果がたとえわずか出会ったとしても、ないよりあったほうがいいわけで、家の中やクルマの中などあらゆるシーンでプラズマクラスター技術を採用した空気清浄機を使うのが吉なのかもしれません。
出典:シャープ「世界初、プラズマクラスター技術で脳活性が起きる可能性を確認」より