例えば、ごみの分別は環境保全において大きな役割を果たしており、廃棄物の削減や資源の有効活用につながっている。
5月15日、徳島市は、ごみの分別状況をよりよくするために燃えるごみの名称を衝撃的なものに変更した。今回は、その変更内容と適切に分別することのメリットを紹介する。
「燃やせるごみ」の新しい名前
徳島市は「燃やせるごみ」の名称を「分別頑張ったんやけど、燃やすしかないごみ」に変更し、市民の分別意識の向上とごみの減量化・資源の再利用化の促進を目指している。SNS上では、面白くてかわいいネーミングだから自分の地域でも導入されてほしいという声があがっている。
徳島市では、「燃やせるごみ」として捨てられるものの中にまだ再利用できる資源として紙ごみが多く含まれており、それらの削減を目的として今回の名称変更を行ったそうだ。
徳島市のほかの取り組み
徳島市では、ごみを減らすために、ほかにもさまざまな取り組みを行っている。
お菓子の紙箱や使用後のメモ用紙など、分別せずに捨てられることが多い紙類は、指定された雑がみの収集日に出すことでリサイクルされるようになっている。
ただし、汚れの取れない紙類はリサイクルできないため、「燃やすしかないごみ」として処理する必要がある。
家庭で分別する際のポイント
家庭でごみを分別するポイントを振り返っておこう。1. 自治体のごみ分別方法をチェック
ごみの分別方法は自治体ごとに異なるため、自分の住んでいる地域の分別方法に従おう。
2. 地域の資源ごみ回収ボックスを利用
スーパーの一角にはトレー類や雑誌を回収しているボックスがある。スーパーによってはポイントが貯まることも。
3. リサイクルショップやフリマアプリを活用
自分にとっては価値のないものでも、ほかの人にとっては必要なものかも。捨てる前に売れるか確認してみよう。
家庭で分別を迷うごみ
家庭で分別を迷うごみの処理方法を紹介する。
1. カッターの刃・包丁・はさみなどの危険な刃物
刃を包み、燃えないごみとして処分する。段ボールや新聞紙などで厳重に包み、「キケン」と内容物を表記して出そう。
2. 液体の化粧用品
ほかのものと混ざると危険な場合もあるため、布にしみこませて処分しよう。