導入されるのは、ネットスターズが開発したセルフオーダーシステム「StarPay-Order」です。これにはスマートフォンで決済を行う「モバイルオーダー」と、設置型のタッチパネルで決済をする「キオスクオーダー」の2タイプがあります。モバイルオーダーでは、売店に掲示されているQRコードからメニューを読み込んで注文します。決済が完了すると受付番号が表示されるので、あとはスマホまたは店内の掲示板で呼び出されるのを待って、商品を受け取るだけ。キオスクオーダーも基本的には同じ流れです。
映画館の売店は、レジの対応と食品の準備をひとりのスタッフが行うことが多く、上映開始時間の直前には長い列ができることも珍しくありません。映画館側もそこを問題視していたようで、イオンシネマはこのシステムによりスタッフは調理や飲食物の提供に専念でき、業務オペレーションを効率化できると話しています。
松竹マルチプレックスシアターズが運営するMOVIXなど、すでにセルフオーダーシステムが導入されている映画館もあります。映画館の売店DXは必然でしょう。
「ポップコーンはキャラメル? バター? 早く決めて! そっち行かないの!」とお母さんがカウンターでワチャワチャする光景は、もう過去のものになりそうです。
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