同社が提供する「MiBiocon(マイビオコン)®-FW」は、食品加工工場などの排水に含まれる動植物油を、微生物を使うことで分解するもの。従来、動植物油は、物理的に分離し産業廃棄物として処理されていた。フレンドマイクローブは、名古屋大学で研究開発された微生物製剤と独自の排水処理技術により、油脂を「分解して消滅させる」ことに成功。企業は使用量に応じて毎月定額でシステムを利用でき、大手食品メーカーでの導入が進む。油性廃棄物の削減や悪臭の解消、廃棄物処理コストの削減など、効果をあげているという。
今後は、グリストラップ(下水道に直接食用油や残飯、野菜くずが流出するのを防ぐ装置)や生ごみ処理機にも微生物を適用するため、システム開発を進める予定だ。