ツイッターの音声配信機能「Twitterスペース」を使って24日に行われた出馬表明では、司会を務めたマスクが相次ぐ障害を認めつつも「台本がないため完全なものにはならないが、(配信内でのやり取りは)偽りのないものだ」と弁明。デサンティスは配信の終了後に出したビデオメッセージで「あのTwitterスペースに入ることを楽しみにしていた人があまりにも多かったため、インターネットが壊れた」と述べた。
民主党のジョー・バイデン大統領はツイートで、初回の配信が失敗したことを皮肉り「このリンクはつながります」というコメントとともに、自身の選挙運動への寄付を募るページへのリンクを投稿。
ドナルド・トランプ前大統領は、自身が立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル」に、Twitterスペースでの配信に障害が起きている場面を映した映像と、自身の出馬表明時の様子を交互に映した動画を投稿し、デサンティスをこき下ろした。
トランプの長男ドナルド・トランプ・ジュニアも、デサンティスに関するツイートを複数投稿。デサンティスの名前と「disaster(大惨事)」をかけて「#DeSaster」とやゆしたり、トランプ前大統領がデサンティスにタックルをかけているように見えるよう編集された動画をシェアしたりした。
保守系テレビ局のFOXニュースも、公式サイトに表示した速報のポップアップで「ロン・デサンティスを実際に見たり、話を聞いたりしたい?」と問い掛けた上で、同局が東部時間午後8時から放送したデサンティスのインタビューを宣伝した。
民主党のアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員は、Twitterスペースでの配信が始まってから間もなく行ったツイートで、自分が2020年に行ったゲーム実況中継の方が視聴者数は多かったと冷やかした。オカシオコルテスは人気ストリーマー数人といっしょにゲーム「Among Us(アマング・アス)」をプレーする様子をライブ中継し、40万人以上の視聴者を集めていた。
(forbes.com 原文)