サービス

2023.06.02

そのブラウザ、「こんまり」する? タブ増殖病を治せる便利ツール

Getty Images

マイクロソフトのワードやエクセルではなく、GoogleDocsやGoogleSheetsを導入する企業が増えている。それぞれの製品に使いやすさやコストなど一長一短はあると思われるが、Googleのアプリでマイクロソフト製品を置き換えたときに悩まされるのがタブの際限のない増殖だ。クロームブラウザを検索を目的に使うだけではなく、文書を書く作業もメールの確認もクロームブラウザのタブを開けて行うことになるからだ。気がつくと、クロームブラウザのタブが20、30と画面の左から右を占拠していて、読みかけの文章や参考にしていたページがどのタブだったかわからず迷子になる、といった経験は、マルチタスクを行おうとした人なら、誰にでもあるのではないだろうか。

また、会議で画面共有する際、ブラウザにずらっと並んだタブが丸見えになって恥ずかしい思いをしたこともないだろうか。この際、ブラウザ(クロームに限るが)も「こんまり」して、気分も思考も、プレゼンの画面も、整えてみてはどうだろう。

会議だ! 「経費精算関連」のタブをグループ化


そんな悩みを一蹴、タブをグループ化してくれるツール(正確にはアドオン)が存在する。類似ツールは複数存在するのだが、本記事では、筆者が使っているTobyというツールを紹介したい。

端的にいうと、Tobyは、複数のタブをグループ分けして格納できるアドオンだ。

たとえば、経費精算に関するタブを5個クロームブラウザで開けていて、何か情報やステップを確認しながら経費精算を行っていたとする。作業が完了する前に会議の時間が来てしまい、次の会議は営業会議で違う情報が必要で、経費精算の情報はいらない……。こんな時こそTobyの出番だ。

ワンクリックで経費精算関連のタブを一つのグループにして格納し、5個のタブは一旦デスクトップ上から消える。保存したタブのグループは名前をつけられるので、たとえば「経費精算」などとしておく。会議中に違うタブを開けて会議室のスクリーンに映す必要がある必要があっても、不要なタブは一旦しまっておけるので安心だ。

さて、会議が終わって席に戻り、再度経費精算を継続したければ、「経費精算」をワンクリックするだけで保存した5つのタブが全部開いてくれる、という仕組みだ。
次ページ > さあ、やってみよう

文=高以良潤子 編集=石井節子

ForbesBrandVoice

人気記事