2023.05.23

大阪市1カ月分を節水する「DG TAKANO」　洗剤不要の食器発売

露原直人 | Forbes JAPAN編集部

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提供＝DG TAKANO

2009年、最大95%の節水ができるノズル「Bubble90」を開発したDG TAKANO。すでに全国で大手レストラン8割、大手スーパー5割が利用しており、毎年、大阪市民が1カ月で使う水を削減しているという。

海外展開も始めており、サウジアラビアでは節水ノズル導入に向けた動きが進んでいる。

同社は消費者に向けた製品の販売にも乗り出す。5月23日に、新ブランド「meliordesign」を発表し、その第一弾として、食器用洗剤やスポンジを使わずに洗うことができる皿の販売を開始した。取り使うのは4種類（セットで税込み1万3800円）。

特殊な技術により、汚れと皿の間に水が入り込み、汚れが取れるという仕組み。口紅やラー油などでも落とすことができる。また、皿には一部くぼみを入れ、洗った食器を裏返した時に乾きやすくなるよう工夫が施されている。

口紅を塗った食器の水洗いを実演。他社製品（右）と比較した。

同日記者発表を行った、高野雅彰CEOは次のように話した。

「当社のアンケートでは80％の方が、『食器洗いがストレス』と回答しました。残りの20%も、食器洗いが当たり前になりすぎていて、潜在的には負担を感じていると考えています。こうしたストレスをDG TAKANOがなくしていきたい」

文＝露原直人

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