核融合スタートアップが105億円調達【5月第3週資金調達まとめ】

TRUSTDOCK

調達額:15億円
調達先:グロービス・キャピタル・パートナーズ / みずほキャピタル / グリーンコインベストメント投資事業有限責任組合 / JICベンチャー・グロース・インベストメンツ / ソニーイノベーションファンド / SMBCベンチャーキャピタル

日本で唯一のeKYC対応のデジタル身分証アプリ「TRUSTDOCK」を提供するスタートアップ。

「TRUSTDOCK」は、業法を問わず、各種eKYCによる身元確認をはじめ、マイナンバーの取得、AMLリスク確認、法人eKYCなど、様々なKYC業務を“機械+人”で処理するKYCプラットフォームだ。

事業者側は同社が提供する業務APIを、自社オンラインサービスに組み込むだけで、必要なKYC業務プロセスを構築でき、ユーザー側は事業者のサービスサイトにおいてガイダンスに従うだけで、その手続に必要な本人確認が完了する。

企業規模を問わず、24時間365日稼働するオンラインサービスに、最適化したKYCプロセスを提供可能である。

2023年5月にはグロービス・キャピタル・パートナーズ、みずほキャピタル、グリーンコインベスト投資事業有限責任組合、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、ソニーイノベーションファンド、SMBCベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資により、総額15億円の資金調達を実施した。

調達した資金により、安定したeKYCインフラとしての体制強化とともに、マイナンバーカードをはじめとした行政の方針と連携し、誰一人取り残さないデジタル社会の一翼として、生活者が自身の個人データを適切に管理できるデジタルIDウォレットの提供をはじめ、官民連携した様々なサービスを展開していく方針だ。

C4U

調達額:15億円
調達先:大和日台バイオベンチャー2号投資事業有限責任組合 / ニッセイ・キャピタル12号投資事業有限責任組合 / 三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合 / JICベンチャー・グロース・ファンド2号投資事業有限責任組合 / みずほライフサイエンス第1号投資事業有限責任組合 / 国立研究開発法人科学技術振興機構 / SMBCベンチャーキャピタル7号投資事業有限責任組合
備考:シリーズBラウンド

新規ゲノム編集技術の研究開発を行っている大阪大学発のスタートアップ。

同社はCRISPR/Cas3系ゲノム編集方法ツールに基づきゲノム編集の最新の学術情報と、最先端の技術を用いて国産オリジナルのゲノム編集の基盤技術開発に取り組んでいる。

ゲノム編集技術とはDNA切断酵素と人工的にデザインしたRNAなどを細胞に導入し、ゲノムの局所を選択的に切断、改変する技術である。

また新しいゲノム編集技術であるCRISPR-Cas3とは既存のCRISPR-Cas9同様に二本鎖DNAを切断するが、crRNA(ガイド)認識配列が長い(27塩基のガイド配列)ことから、特異性が高く、オフターゲット変異(狙った部分以外の変異)が少ない、より安全なゲノム編集ツールであり、大きな欠失を起こすことも可能なため、遺伝子の改変に加えて機能を失わせることも得意としている。

2023年5月には、シリーズBラウンドにおいて大和日台バイオベンチャー2号投資事業有限責任組合、ニッセイ・キャピタル12号投資事業有限責任組合、三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合、JICベンチャー・グロース・ファンド2号投資事業有限責任組合、みずほライフサイエンス第1号投資事業有限責任組合、科学技術振興機構、SMBCベンチャーキャピタル7号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資により、総額15億円の資金調達を実施した。

累計調達額は26億円強となる。調達した資金は更なる研究開発体制の強化と事業の促進に充当する予定だ。

文=STARTUP DB

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