核融合スタートアップが105億円調達【5月第3週資金調達まとめ】

クラスター

調達額:52億円
調達先:スパーク・アセット・マネジメント / SBIインベストメント / オリックス / KDDI Open Innovation Fund 3号 / スカイランドベンチャーズ / 三井住友信託銀行 / NOBUNAGAキャピタルビレッジ
備考:シリーズDファーストクローズ・セカンドクローズ

バーチャルイベントプラットフォーム「cluster」を運営するスタートアップ。

「cluster」は、仮想空間のイベントルームにVRを用いて、様々な人と交流できるというもの。イベントなどがこのVRルームで行われれば、どこにいても参加出来るものになっており、開発して間もない第二回の非公式イベントにはOculus VRの創業者Palmer Lucky氏も参加した。

物理的制限がなく、大人数で集まれることから勉強会や交流会、イベントといったものに適したサービスとなっている。

CEOである加藤直人氏は、リアルさを求めた擬人キャラクターよりもインタラクションの重要性を訴えており、同サービスにおいては簡素な擬人キャラクターの仕様になっているのも特徴的である。

2023年5月には、シリーズDにおいて、スパークス・アセット・マネジメントをリード投資家として、SBIインベストメント、オリックス、KDDI Open Innovation Fund 3号、Skyland Ventures、三井住友信託銀行、NOBUNAGAキャピタルビレッジを引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施した。

シリーズDファーストクローズ・セカンドクローズの合計は総額52億円、また、これまでの累計調達額は66億円となった。

今回調達した資金により、海外展開や同サービスを活用できるサービスを展開する子会社の設立・教育分野への進出等、さらなる事業拡大に向けてプロダクト開発やマーケティング強化を図る予定だ。

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調達額:15億円
調達先:Headline Asia / 東京大学エッジキャピタルパートナーズ / DBJキャピタル / FFGベンチャービジネスパートナーズ / Nordstar Partners limited
備考:シリーズA

個人や中小企業が開発した商品の販売権などを買い取り、自社製品として電子商取引サイトで売る事業を展開するスタートアップ。

同社は小売、EC、マーケティング、その他の専門分野で10年以上の経験を持つプロフェッショナルで構成されており、今後数年間でペット用品や日用雑貨、アパレルなど約300ブランドを買収し、海外にも販売する計画だ。

また、デジタルマーケティング戦略を大規模に適用することでデータ分析を通じて販売を最適化し、在庫計画を強化するとともに、eコマースの国境を超えた拡大を支援している。

2023年5月には、シリーズAラウンドにおいて、Headline Asia、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、Nordstar Partners limited、DBJキャピタル、FFGベンチャービジネスパートナーズを引受先とした、約15億円のエクイティ調達を実施した。

今後も継続してエクイティ及びデットプロバイダーからの追加調達を実施していく予定であり、累計調達額は28億円となっている。

今回調達した資金を用いて、ブランドの承継、ECモールにおける広告の強化、Eコマース各領域の専門人材の採用、越境ECへの取り組みを一層強化していく予定だ。
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文=STARTUP DB

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