Amazon独自の生成AIとデバイスが連携する未来
Amazonはいま話題のジェネレーティブAI(生成AI)を、コンシューマ向けデバイスに取り込むための開発も進めている。その展望をサーニオ氏に聞いた。「ジェネレーティブAIはとてもエキサイティングなものであると、私たちも感じています。なぜならば、Amazonデバイスのユーザーにも多くの利便性をもたらす可能性を秘めていると考えるからです。そしてAmazonは新しい技術に対する好奇心がとても強い企業でもあります」(サーニオ氏)
Amazonのデバイスチームは、独自のAIによるパーソナルアシスタントのAlexaと、同社のプロダクトの融合をいち早く実現している。そして約10年間に渡って市場をリードしながら、ユーザーに最も近い場所でニーズをすくいあげてきた。
Amazonのパーソナルアシスタント、Alexaを搭載する新しいスマートスピーカーのエントリーモデル「Echo Pop」も5月31日に発売する
Amazonでは近年、Alexaをベースとする独自の大規模言語モデル(LLM)である「Alexa Teacher Model」を発表した。今回のインタビューの時点ではまだコンシューマ向けデバイスへの統合など、Amazonから具体的な方針は明らかにされていないが、サーニオ氏は次のように期待感を語っている。
「ユーザーにとってAlexaがより話しやすく、役に立つパートナーになる未来を私たちも楽しみにしています。今はまだAlexa Teacher Modelとの統合について具体的なことをお伝えできませんが、これから大事な役割を担う技術になるであろうことを私は確信しています」(サーニオ氏)
Fire Max 11成功のために鍵を握るアプリとパートナーシップ
アマゾンジャパンが開催した記者発表会では、 Amazonデバイス事業本部Fire Tablet事業部の部長である丸山舞氏に、6月14日に出荷開始を控えるFire Max 11の発売に向けた意気込みを聞くことができた。アマゾンジャパンでFireタブレットシリーズを担当する丸山舞氏