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2023.05.24 07:30

Amazon幹部が明かす「プレミアムで安いFireタブレットを開発する」理由

安井克至
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Amazon独自のエコシステムがもたらす利益が十分に確保できているからこそ、そこから良質で安価なAmazonデバイスをユーザーに届けられる好循環が生まれる。

キーボードは本体に専用端子で接続。背面にマグネットで吸着するキックスタンド付きカバーが取り付けられる。別売のアクセサリーとして3色のバリエーションが揃う本体カバーも発売されるキーボードは本体に専用端子で接続。背面にマグネットで吸着するキックスタンド付きカバーが取り付けられる。別売のアクセサリーとして3色のバリエーションが揃う本体カバーも発売される

デバイスとAlexaはこれからも成長を続ける

サーニオ氏は現在、Fireタブレットシリーズだけでなく、Fire TVシリーズのストリーミングメディアプレイヤー、Echoシリーズのスマートホームデバイスを含む全デバイスのセールス&マーケティング、プロダクトマネジメントを統括するキーパーソンだ。サーニオ氏はAmazonがこれからも、今まで以上にコンシューマ向けデバイスの開発と販売に注力する考えを強調した。

「Amazonデバイスは電子書籍のKindleに始まりFire TV、Fireタブレットなどのブランドを追加してきました。Amazon EchoやパーソナルアシスタントのAlexaはスマートホームの普及を世界に拡大する大事な役割を担っています。さらに直近ではとても野心的な衛星通信サービス『Project Kuiper』の実現に向けた取り組みを立ち上げました」(サーニオ氏)

Amazon独自の人工知能(AI)の技術をベースとしたパーソナルアシスタントのAlexaも、サービスを立ち上げてから間もなく10年を迎える。Amazonは現在までに、累計で5億台を超えるAlexa搭載製品を販売してきたという。Alexaとつながり、便利な機能を提供できるサードパーティーのスマートホームデバイスも1億台以上になった。

Alexaの今後の展開について、サーニオ氏は「ユーザーのために最も心地よく直感的な使い勝手を提供する、パーソナライズされたアシスタントであることにこだわり続けます。ユーザーの生活パターンを先回りしながら、やりたいことを実現する機能も充実させる」と答えた。
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編集=安井克至

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