イーロン・マスクも召喚の可能性
ゲイツの不倫が非難されるのは、今回が初めてのことではない。2021年にゲイツは、約20年前に不倫をしていたことを認めたが、それは、マイクロソフトの取締役会がゲイツが過去に社内の女性スタッフと不適切な恋愛関係にあったとされる疑惑の調査を進め、2020年に彼に取締役を退任するよう要請していたと報じた後のことだった。エプスタインは、フロリダ州パームビーチの邸宅やヴァージン諸島の島で長年、未成年の女性を虐待していたとされる性売買容疑の裁判を待つ中、2019年8月にニューヨークの留置場で自殺とみられる状態で死亡しているのを発見された。
JPモルガンは現在、同銀行がエプスタインに金融サービスの提供を続けたことで性被害を拡大させたとして、民事訴訟で提訴されている。この訴訟の裁判官は先日「エプスタインがイーロン・マスクにJPモルガンを紹介した、または紹介しようとした可能性がある」という検察の指摘を受け、検察がマスクを召喚できることを決定した。マスクはこれに対し、エプスタインから助言を受けたことはないとツイートした。
この訴訟では、グーグルの共同創業者のセルゲイ・ブリンや、ハイアットホテルズのトーマス・プリッツカー会長などの他の大物も召喚されている。JPモルガンは、同銀行のトップがエプスタインの行動を認識していなかったと述べているが、同銀行のジェイミー・ダイモンCEOは宣誓証言に応じる予定とされている。
(forbes.com 原文)