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2023.05.24 09:30

大ヒット「19×19までの暗算法」に学ぶ、会議で使える暗算テクニック

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志進ゼミナール塾長 小杉拓也氏が2013年に刊行した『ビジネスで差がつく計算力の鍛え方──「アイツは数字に強い」と言われる34のテクニック』(ダイヤモンド社刊)は4万5千部を超えるベストセラーとなった。同氏が2022年12月に刊行した『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』(同社)もすでに41万部を突破し、現在も売れ行きに陰りは見えない。
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2作とも「学校では習わない暗算法」を扱ったものであるが、大人、子どもを問わず「暗算法」の価値が見直されている昨今の傾向がうかがわれる。

小杉氏に、ビジネスでも役立つ暗算法の価値について以下ご寄稿いただいた。


ビジネスで差がつく計算力


まずは『ビジネスで差がつく計算力の鍛え方』から、ビジネスですぐに使える暗算法を紹介しましょう。次の問題をみてください。

(問題)次の□にあてはまる数を、暗算で答えましょう。

前期の営業利益は8千万円だったが、後期は□%アップして、1億1千万円で着地した。

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□にあてはまる数を求めていきましょう。

1億1千万円=11千万円なので、8(千万円)から11(千万円)に、何%増えたかを考えていきます。

11-8=3なので、3÷8を計算して百分率に直せば、□が求められます。

3÷8=3/8で、「3/8=0.375」であることを知っていれば、□に入る数は、(0.375×100=)37.5(%)であることがわかります。

分母が4や8の分数の、小数への変換はよく出てきますので、改めて確認しましょう。

分母が4の分数

1/4=0.25

3/4=0.75

分母が8の分数

1/8=0.125

3/8=0.375

5/8=0.625

7/8=0.875

これらをおさえておくことで、先ほどのような計算を瞬時にすることができます。ひとつの方法として把握することをおすすめします。
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文=小杉拓也

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