まず、現在の勤め先の休日数を聞いたところ、週休2日が大半を占めており、週休3日というのはごくわずか。むしろ週休1日という人が全体で7.2%おり、年代が上がるほど多い傾向にありました。
休日数については「増えてほしい」が7割近くを占め、特に20代は75.8%とほかの世代に比べて多いようです。また「増えてほしい」と回答した人に理想の休日数を問うと、週休3日が約8割を占めました。週4日以上も16.5%と多く、20・30代が2割強もおり若い世代ほど働かず収入を得たいという傾向が強いのかもしれません。
休日が増えてほしい理由としては、「趣味の時間を増やしたいから」が約半数ともっとも多く、続いて「体が休まらないから」(46.4%)、「気持ちがリフレッシュできないから」(44.7%)となっています。特に女性は、2位、3位のほうが強く、疲れを取って気分転換するには週休2日程度では無理と感じている人が多いようです。
では、有給休暇の取得について問うたところ、1日以内であれば「取得しやすい」が74.6%と多いものの、2日以上連続の有給休暇に対しては、「取得しにくい」が52.9%と取得しやすいを上回りました。
取得しにくい理由としては、「自分が休むと同僚に負担がかかる」が32.7%ともっとも多く、「休暇をとれる雰囲気が職場にない」(20.6%)、「休暇の間に業務対応が発生するかもしれない」(20.4%)と続きます。せっかくの有給制度も、周りのことを気にしすぎて取りづらいと感じている人が多く、制度の拡充よりも社内環境・体制を強化・改善のほうが必要なのかもしれません。
今回の結果を見てみると、世代が高くなると、休暇はとりたいものの、働いているほうが生きがいを感じているのではと思いました。週休3日あれば、自分の好きなこともできるし、仕事も集中できそうなので、そういった企業が今後どんどん増えていくのかもしれません。
出典:楽天インサイト「休暇に関する調査」より