UNDER 30

2023.05.18 18:30

フォーブスが選ぶ2023年版アジア「30 UNDER 30」、日本人起業家も

「30アンダー30アジア」に選ばれたKポップのLe Sserafim(Getty Images)

「30アンダー30アジア」に選ばれたKポップのLe Sserafim(Getty Images)

フォーブスは5月18日、今年で第8回目となる「30 UNDER 30 ASIA」を発表した。このリストは、世界にポジティブな変化をもたらし、イノベーションを推進しているアジア太平洋地域の30歳未満の若手起業家やアーティスト、アスリートらをとり上げるもので、テクノロジーや金融、ヘルスケア、アート、エンタメおよびスポーツなどの10部門からそれぞれ30名の受賞者を選出している。
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今年のリストには、KポップのLe SserafimとNewJeans、タイの俳優のメータウィン・オーパッイアムカジョーン、韓国のコンテンツクリエイターのWonjeong Seoらが選ばれた。また、第75回カンヌ国際映画祭で短編映画部門のゴールデンパーム賞を受賞した中国の映画監督のChen Jianyingや、インドの医療保険を変えるLoop Healthの共同創業者のMayank KaleとAmrit Singh、シンガポールのレストランKing of Fried Riceの創設者のLester Liらも選出された。

フォーブス編集部のラナ・ウェーブ・ワトソンは、今回のリストについて次のように述べている。「世界経済が不確実性に直面し、ベンチャーキャピタルからの投資が落ち込む中で、今年の本リストのメンバーは、業界を超えてイノベーションを起こし続けている。スタートアップの創業者からアーティスト、アスリート、科学者に至るまで、彼らのクリエイティビティと強固な意思は、楽観主義を刺激する」

今回の30 UNDER 30 ASIAの注目メンバーは以下のとおり。
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アート部門(Art & Style, Food & Drink): Harsh Agarwal(27)。インドのHarago創設者

エンタメ&スポーツ部門:MC 張天賦(26)。香港のシンガー

ファイナンス&ベンチャーキャピタル部門:Seo Kyoung Lee(28)。カカオモビリティへの出資を主導した投資会社TPGの韓国人社員。

メディア、マーケティング&広告部門:Simran KaurとSonya Gupthan(ともに26歳)。ニュージーランドのGirls That Invest共同創業者

小売&Eコマース部門:Lorin Winata(29)。シンガポールのMelati Drinks創業者

エンタープライズテクノロジー部門:Bo Zhiyuan(29)。中国のQingflow創業者

製造業&エネルギー部門:柴田恭佑(28)。業務プロセスの自動化ソリューションを提供する京都のスタートアップRutileaの共同創業者

ヘルスケア&サイエンス部門:Zhao Yaran(27)。中国のVeminsyn Biotech共同創業者

ソーシャルインパクト部門:エマ・クレッグ(29)とモリー・ロジャース(28)。オーストラリアのJAM The Label共同創業者

コンシューマーテクノロジー部門:Akshay Rampuria(28)とYashovardhan Poddar(29)。インドのOpenhouse共同創業者

2023年の受賞者は、アジア太平洋地域の20の国と地域から選ばれた。国別ではインドが75名と最も多く、次いで中国が34名だった。日本は33名で3位、シンガポールは30名で4位、韓国は28名で5位だった。

本年度の30 UNDER 30の全メンバーは、ここから確認できる。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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