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2023.05.25

IoT導入美顔器で美容業界の新しい常識を創造

岐阜県羽島市に本社を構える美容機器メーカーのARTISTIC&CO. GLOBAL。

2023年5月11日に、IoTの導入により、長期的な利用を促す美顔器をリリースした。この美顔器がもたらす新たな価値とは。代表取締役を務める金 松月に話を聞いた。


ARTISTIC&CO.は、創業者である故・近藤英樹が自ら美容機器の研究開発を行い、2010年より家庭用美顔器の販売を開始。17年に主に海外向け事業を担うARTISTIC&CO. GLOBALが設立され、国内に加え、中国や韓国、アメリカ、フランスなど世界各国で商品を展開している。

継続的利用で「もったいない」をなくす 

ARTISTIC&CO. GLOBALは、10万円以上の高級美顔器において、全世界販売台数シェア約8割を誇る。買い替えにより需要を生む業界でありながら、ひとつの商品を使い続けてもらうことを目的に、IoTの技術で新しい価値を提供する美顔器「ZeusⅢ(ゼウススリー)」を開発した。

ARTISTIC&CO. GLOBAL代表取締役の⾦ 松⽉(写真上)は、きっかけは、ユーザーに対する一押しだと話す。

「購入していただいたお客さまには継続的に使っていただきたい。そのためには顧客の使用頻度を把握し、相手に負担を感じさせない程度にアプローチをしていくことが重要になります」

「ZeusⅢ」は専用アプリと連携することで使用履歴が保存されるほか、使用感を視覚的に判断できる写真撮影機能なども備えている。一方で、アプリからユーザーへの呼びかけにより美顔器の使用を喚起するとともに、季節に応じたケアなどを提案。こうした定期的なアプローチは顧客の「使わなくなった」をなくし、習慣化させることで商品により愛着をもってもらうことができる。


ARTISTIC製品で初のタッチパネルを搭載した新商品「ZeusⅢ(ゼウススリー)」。専用のアプリと連携することで、商品の登録、使用履歴を保存することが可能。

また⻑期利⽤を促すことができれば適正な数の製造が可能となり、⽣産⼯程のエネルギーや資源の削減にもつながる。そして⾦は、⻑期的な利⽤を終えた後にも⽬を向けている。

「いちばんよくないのは無駄にすること。今後は下取り後、業務用として展開する方向も考えていきたい。再利用できる循環型ビジネスを構築したいと思っています」 

過去には商品包装を化粧箱ではなく普段使いができるバッグにするなど、SDGsを見据えた取り組みも行った。

高級美顔器だからこそ、パッケージの華やかさ、そして開封する際の期待感を想起させる装飾は、顧客への感謝の気持ちを表す重要な要素のひとつでもある。その要素を保ちつつ、捨ててしまうことになる化粧箱から、日常を彩るバッグへと昇華させた。5,000個限定で販売したところ、ユーザーから高い評価を得て、一気に完売したという。

「ブランドイメージとともに、開封時や使用時の高揚感を確保したうえで、その先に何ができるのか。一企業として社会に貢献できるよう、今後も挑戦していきたいと思っています」

革新への追求が地域活性化につながる 

金は「私たちは美顔器を売るだけでなく、ものづくりへのこだわり、徹底した質の高いサービスなど日本の素晴らしさを伝えたい」と目を輝かせる。同社がものづくりの基本としているのは「見て感動、使って感動、結果に感動」だ。

美顔器の組み立てから出力点検、梱包まで、すべて本社併設の工場にて職人の手作業で行う。写真は機能性や使用感に異常がないかを確認する工程。

ARTISTIC&CO. GLOBALが手がける美顔器の最大の特徴は思わず手に取りたくなる圧倒的なデザイン性、そして優れた技術力にある。新商品、目もと専用の美顔器「The Horuseye(ザ・ホルスアイ)」のボディデザインのテーマは「ガラスのような透明感」。

中国のEコマース⼤⼿Alibaba(アリババ)とのコラボレーションデザインで、約2年半もの時間をかけて商品化した。これまでにも高級車から着想を得た洗練されたフォルムが特徴のデザインや、写真家であり映画監督でもある蜷川実花がディレクションを手がけた美顔器など、ユーザーが心躍るもの、また未使用時には飾っておきたくなるほどの美しいデザイン性を重視している。

新商品、目もと専用の美顔器「The Horuseye(ザ・ホルスアイ)」

「ホルスアイの開発途中では、機能性を保ちつつ優れたデザインにするために、重さや持ち手の太さなど、さまざまな調整が必要になりました。技術担当者と幾度となく議論を重ね、切磋琢磨しながら、ようやく完成した自信作です。長い期間を要しましたが、よりよいものをつくるためには、一切の妥協も許さないのが我々のこだわりです」 

金のポリシーのひとつに、「あったらいいな、と思い描くものは必ず具現化できる」というものがある。自分たちの知識や経験だけではかたちにすることができなくとも、可能にできる技術は必ずどこかにある、という考えだ。

そのため金は、岐阜県の名産として知られる関刃物の職人や、地元のキャラクターバッジを製造する工場といった他業種にも積極的に声をかけ、アイデアの実現を追求。同社の特徴である24金ヘッドや金属アレルギー対策としてのニッケルフリーなどの加工も、他業種との開発により実現させた。 

海外で美容機器を販売するうえで、日本製、そして日本の技術力は大きな武器になる。ARTISTIC&CO. GLOBALの場合、主要顧客は海外のユーザーであり、美容大国である韓国や中国からは、高水準の機能やデザインが求められる。こうしたニーズを実現するには、日本の職⼈技が必要不可欠だと金は語る。

また、同社が岐阜県内のさまざまな職人と連携することは、地元産業の振起にもつながっているのだ。金の考える「あったらうれしい」という発想は、日本の優れた職人たちの高度な技術力のもとに商品化され、世界のユーザーへと届いている。

美顔器業界のリーディングカンパニーへ 

金は、美顔器が今後生活の一部になっていくことを期待している。同社が手がける商品は高級美顔器ではあるものの、最近では中国や日本でも20代の若年層が購入するなど予防美容としてのニーズも増加。それを裏付けるように美顔器メーカーの新規参入も増えているという。

こうした現状を踏まえ、金は市場の健全化を図り、他社と切磋琢磨しながら業界全体を盛り上げていきたいと話す。

「商品開発に携わっていただいている医療関係者の皆さまの知識をお借りしながら、近い将来、医療の観点からアプローチできる商品がつくれたらと思っています。すぐに実現できるものではありませんが、ユーザーの方々に喜んでいただける商品をご提供できるよう、これからも努力し続けて
まいります。可能性は無限大。企業として、ものづくりに携わる立場として、価値・サービスなどすべての面で先駆者となるブランド、企業になりたいと思っています」


ARTISTIC&CO. GLOBAL 

きん・しょうげつ◎ARTISTIC&CO. GLOBAL代表取締役。中国吉林省出身。2015年ARTISTIC&CO.創業者の近藤英樹社長と出会い、経理社員として入社。展示会の大型受注を機に設⽴されたARTISTIC&CO. GLOBALにて、海外事業を任されるようになる。近藤社長急逝に伴い、21年3月より同社代表取締役に就任。

Promoted by ARTISTIC&CO. GLOBAL / text by Rikako Ishizawa / photograph by Kayo Takashima / edit by Aya Ohtou (CRAING)

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