2023.06.04 10:00

時代を読む、ストーリーのあるホテルNo.28 「フォーシーズンズホテル東京大手町」

39階、ロビー階に造られた「THE LOUNGE」の水場。ここではティーソムリエが選ぶ日本茶のセレクションやアフタヌーンティーが楽しめる。


例えば都会で働く忙しい方々には、週末にチェックインし、ホテルからどこにも出ないで過ごすことをお勧めしよう。
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ここ「フォーシーズンズホテル東京大手町」には、グルメな実力派のレストランが揃い、アフタヌーンティーのできるラウンジもある。

皇居の森を望むアウトドアテラスと、ライブ感にあふれる4つのオープンキッチンを備えたイタリアンダイニング「PIGNETO(ピニェート)」、ミシュランの星に輝くシェフ、ギョーム・ブラカヴァル氏が手掛けるコンテンポラリーフレン チ「est(エスト)」、そしてオリジナルカクテルが人気のバー「VIRTÙ(ヴェルテュ)」がグルメを誘い、ラウンジでは珍しく数多くの日本茶セレクションが用意されている。
コンテンポラリーフレンチの「EST(エスト)」の店内。2年連続でミシュランの星を獲得、食材は日本各地の小さな農家や生産者,猟師、両市から直接調達するこだわり。

コンテンポラリーフレンチの「est(エスト)」の店内。2年連続でミシュランの星を獲得、食材は日本各地の小さな農家や生産者、猟師から直接調達するこだわり。


今回は「est」で夕食を満喫した。一品ごとに目を見張るほどの美しさや、日本の食材を見事に組み合わせフレンチの技法で創り出す手の込んだ料理の数々は、まさに新しいフランス料理の数々だった。因みに、estの名は Emotion(感情)、Season(季節)、Terroir(テロワール)の頭文字という。
estの魚料理「金目鯛 グリーンピース レタス」パリッとした皮とふんわりとした白身の金目鯛。みずみずしい野菜を加えた春のひと品。

estの魚料理「金目鯛 グリーンピース レタス」パリッとした皮とふんわりとした白身の金目鯛。みずみずしい野菜を加えた春のひと品。

estの料理「北海道産仔牛 ふりかけ ブレッド」薄くスライスした仔牛のタルタルに田舎味噌のクールブイヨンのジュレ、サクサクのパンととろけるような口当たりのタルタルとのコントラストを味わう美味しい一品。

estの料理「北海道産仔牛 ふりかけ ブレッド」薄くスライスした仔牛のタルタルに田舎味噌とクールブイヨンのジュレ、サクサクのパンととろけるような口当たりのタルタルとのコントラストを味わう美味しい一品。


食事とともにホテル内でのとっておきは、天空のリトリートという「THE SPA フォーシーズンズホテル東京大手町」だ。

「心身の調和」をコンセプトに「本来の自分と向き合える癒しの空間」とうたい、自然派トリートメ ントを提供している。今回はシグネチャートリートメント「フォーシーズンズ シグネチャー ウェルビーイング リチュアル YAKUSUGIフォレストリニューアル」を受けた。YAKUSUGIオイルを使ったマッサージで、森林を思い起こさせるウッディな香りが気持ちのいいトリートメントであり、同時に、セラピストの披露してくれた手技も快適だった。
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ウェルネスエリアにはほかに、20mプール、最新機器の並ぶフィットネスジムもあり、すべての施設を使うには、どうやら週末だけでは足りなそうだ。
「THE SPA フォーシーズンズホテル東京大手町」のトリートメントルームでリラクゼーションのお茶を用意する様子。

「THE SPA フォーシーズンズホテル東京大手町」のトリートメントルームでリラクゼーションのお茶を用意する様子。


フォーシーズンズホテル東京大手町
東京都千代田区大手町1丁目2-1
03-6810-0600
https://www.fourseasons.com/jp/otemachi/

文=せきねきょうこ

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