今回、VC(ベンチャーキャピタル)のK&Pパートナーズのコーディネーションで、Flutterを用いたスマホアプリ開発を手がけるスニフアウトとSEOライティングツールの開発を行うEXIDEAのメンバーがディスカッションすることになった。その一部をご紹介する。
K&Pパートナーズ(コーディネーター):経営者の「志」を重視する。独立系ベンチャーキャピタル。2013年設立。
スニフアウト:スマホアプリ開発生産性を劇的に向上するChatGPTのプロンプト集であるFlutter Promptsを提供するスタートアップ。2022年設立。
EXIDEA:GPTを活用したライティングツール、EmmaToolsを提供。最先端のデジタルマーケティングとテクノロジーを追求するスタートアップ。2013年設立。
スタートアップ2社が狙うChatGPTの周辺のサービス
K&Pパートナーズ鈴木和(以下、鈴木):今日はお集まりいただき、ありがとうございます。今回のディスカッションの趣旨は、当社と繋がりのある会社様との間で、当社も含め情報交換をさせていただいて、今後の投資の方針等に生かしていきたいと思っております。当社はVC(ベンチャー・キャピタル)ではありますが、投資ありきではなく、真に事業会社の成長に寄与できればいいと純粋に考えております。また、それが当社、K&Pパートナーズの事業コンセプトでもあります。スニフアウト 代表取締役 津本 海(以下、津本):スニフアウトは東京大学の大学院の研究室メンバーで創業しており、 学術研究寄りの受託開発が得意な会社として立ち上がっています。
そのような経緯もあってChatGPTの話題が盛り上がる前はデータ分析やAIの受託開発をしていました。また、CTOがスマホアプリの開発が非常に得意だったので、アプリの受託開発をしたりしていました。私自身は前職でBtoB SaaSの新規事業の責任者をしていた経験を生かして、コンサルのお手伝いとかをする仕事をしていた次第です。
ChatGPTが話題になり始めた時からですかね。社内でChatGPT導入しますという時に、ガイドラインの作成をお手伝いしたり、ChatGPTを自社サービスに導入する実装を請け負うようになったという感じです。
そして、元々、Flutterを用いたスマホアプリ開発を手がけていたこともあり、2月末にChatGPTにアプリ開発のソースコードを書かせるための100以上の独自プロンプトを集めた「FlutterPrompts」をリリースした次第です。これを使えば、シンプルなスマホアプリであれば最短1週間でフロントの実装をすることが可能です。