暮らし

2023.05.20

住みたい街と住み心地いい街ランキング2023

この春に引っ越して新生活をスタートした方も多いと思いますが、大東建託が「街の住みここちランキング2023<首都圏版>」と「住みたい街ランキング 2023<首都圏版>」を発表しました。

街の住みここちランキングは4年前から行われており、駅徒歩15分以内に居住している回答者が30名以上の駅を対象とし、2019年からの回答を累積して集計。住みたい街ランキングは首都圏居住者を対象に2023年の回答のみで集計しています。

1位に輝いたのは、3年連続1位となるみなとみらい線の「みなとみらい駅」でした。クイーンズスクエアの地下に3階にあるこの駅は、みなとみらい地区の中心にあり、商業施設やホテル、遊園地などの観光スポットの多い地域です。近年開発が進み、マンションも立ち並ぶようになり、ウォーターフロントで景観もよく、ショッピングに困ることもないうえ、花火大会や各種イベントも盛んのため、満足度が高いのではないでしょうか。因子別順位を見てみると、生活利便性・自然観光で1位、交通利便性・親しみやすさで2位など、上位にランクインしていますが、物価家賃は522位と下位の方なので、住む人は選びそうです。


一方、住みたい街ランキングでは、5年連続で吉祥寺駅が1位に輝きました。新宿や渋谷へのアクセスが良く、駅周辺には大規模な商業施設もあり、閑静な住宅地や都立井の頭恩賜公園をはじめとする自然環境が豊かな地域ということから、人気が高いようです。

ただ、「特にない」や「今住んでいる街」と回答している人が半数近くおり、今住んでいる街で満足している人も多いことが伺えます。

こうしてみると、いずれもトップになっているのは、都心からは少し離れているものの、都心へ短時間で行ける交通の便のよさを備え、生活に困ることなく自然が豊かな場所を望んでいるという印象です。とは言え、住めば都といいますが、無理して引っ越しせず、今住んでいるところでも満足度が高いと感じている人は、意外と多いようです。

出典: 大東建託「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023<首都圏版>」「いい部屋ネット 住みたい街ランキング 2023<首都圏版>」より

文=飯島範久

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