森に「パスタ大量廃棄」が話題に。その裏に残酷な要因が?

アメリカの森の中で150キロほどのパスタが不法投棄されていた

日本を含む多くの国で食品ロスが大きな問題となっており、日本で年間約612万トン、全世界で年間13億トンもの食品が廃棄されている。

そんな中、5月2日にアメリカの森の中で150キロほどのパスタが不法投棄されているのが見つかり、その異様な光景がSNS上で大きな話題となった。

今回は、このパスタの大量廃棄事件の詳細と、その裏に隠れた残酷な要因に迫っていく。

川沿いにパスタ150キロを廃棄

大量のパスタが捨てられていたのは、アメリカのニュージャージー州オールドブリッジの森の中。

@worrystoneeさんのTwitter投稿より

オールドブリッジには自前のごみ集積場がなく、民間会社を利用して廃棄物を回収しているそうだ。

大量廃棄されているパスタは、袋から出された状態ではあったが、すべて未調理の状態だったと報告されている。

公共事業局が処理


これらのパスタは、オールドブリッジの公共事業局が除去作業を行い、手押し車15台分の量を2時間ほどかけて撤去した。

オールドブリッジの首長は、事前に相談があればフードバンクに持ち込むなどの選択肢があったことを指摘している。

特に今回捨てられたパスタは未調理であり、賞味期限もある程度長かったのではないかと考えられる。

なぜ捨てられていたのか

今回捨てられたパスタは、コロナの期間中に集められたものだと考えられている。

廃棄した人は森の近くに住む退役軍人の可能性が高く、この退役軍人は、母親が亡くなったこともあって精神的にまいっていたそうだ。そのため、自分がしていることの何が問題なのか正しく理解していなかったとみられている。

退役軍人の精神的問題


今回のケースに直接的な影響があるかは現段階ではわからないが、元来アメリカでは軍人が戦場から帰還した後に精神を病むケースが問題となっていることは確かだ。

軍人たちは戦地で、残酷な死を目撃したり、友を失ったり、時には人を殺めたりと、精神的に大きなショックを受ける。その後、戦場から離れると、多くの軍人がそれらの経験から精神的な病気を患うそうだ。

扶助や治療は実施されているが、それでも鬱になり自ら命を絶ってしまう方が後を絶たない。
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文=エシカルな暮らし編集部

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