20代~60代の成人男女341名の採用経験者に向けて4月11日〜21日に実施した調査では、まず企業の面接等で容姿や身だしなみが影響すると思うかを質問。その結果、「非常にそう思う」「ややそう思う」が合わせて9割超(93.3%)に。
応募者の身だしなみで最もチェックする部分については、最多が「髪」(56.5%)、続いて「シャツ」(10.6%) 、「目」(8.2%)だった。続けてこれまでの採用活動で、上記のような見た目が採用評価の決め手となった経験があるかを尋ねると、85.9%が「ある」と回答した。
さらに、薄毛そのものが採用評価に影響するかについては、「影響する」の回答が全体の2割弱(18.5%)に。しかし、AIを用いてまったく同じ顔立ちで、通常の頭髪の男性と薄毛の頭髪の男性、2種類の人物画像を生成し、能力やその他の要素がまったく同じ場合、どちらの応募者を採用したいかを尋ねたところ、10代から50代まで、全ての年齢層で9割以上の採用経験者が薄毛の応募者を避けるという、前問とは大きく異なる結果が出た。
中でも10代、20代、30代では、いずれも9割超の採用経験者が薄毛の応募者を避ける結果に。通常の頭髪の応募者を選ぶ割合は、10代が最も高く95.9%。次いで20代(92.7%)、30代 (90.9%)、40代(86.8%)となり、50代では75.1%にまで下がった。
採用経験者からは寄せられたコメントには、「身だしなみは整えるのが常識。髪型はその人の性格を表している気がする」(20代:男性)という意見や、「明らかにカツラの人がいました。身だしなみは大切ですが、明らかに浮いているのに気付いていない人で、身だしなみを整えているという感覚にズレがあると感じ、採用は見送らせていただきました」(30代:女性)という経験談も。
たとえ薄毛であっても清潔感が感じられる様に整えられているか、第一印象を良くするためにセットをして整えようとしているかを重視する採用経験者が目立った。
プレスリリース